都知事選2024終わってみて 2024/7/11
承前)
こんにちは🌅 今日も暑い1日ですね。梅雨も明け、都知事選も終わりました。その前に、2年前の7月8日、安倍晋三元総理が遊説先で凶弾に倒れ、お亡くなりになった日でもあります。改めてご冥福をお祈りするとともに、理由はなんであれテロを決して許さないという確固たる覚悟を持つ必要があるなと思う選挙翌日の心境でした。
で都知事選。まあ、予想通りと言えばそうなってしまうのですが、現職の小池百合子さんが3選目を決めました。やっぱり現職は強い。牙城を崩すのは容易ではないですね。2位は石丸伸二さん、3位は蓮舫さん、4位は田母神俊雄さん、前日にあげた、暇空茜さんは7位という結果でした。
彼らについて考察していきましょう。
1)小池百合子さん(当選)
現職は強かった。選挙戦においては大きな失点は特に見当たらなかった。蓮舫さんの陣営と思しき輩の選挙妨害に屈することなく毅然とした態度でいたのはさすがだった。年齢的に今回が最後の任期になるのではと思う。考えている政策を実行するために動くのだろう。任期が長期になったことでいろいろ実行できる力はました。しかし、マイナス面も増えたのも事実。新築家屋に太陽光発電パネルの設置の義務化。NPOの増加による公金の無駄で不明瞭な使いかた、都税が潤沢なために起きる無駄な事業。数え上げたらキリがないが、これらの精査は都議会、都庁の皆様にお願いしたいところだ。これが解決しないと都政のムダは無くならないし、闇の部分などが切れない。これはたぶん最後の任期になるであろう小池都政への重大な宿題である。やらなかったら都民に対する背任だろう。
2)石丸伸二さん(2位)
どうして2位に押し上げたのかがわからない。SNSのマイナス面が出てしまった感が強い。投票層が若い層に偏ったことから「かっこいい」と勘違いしちゃった有権者が多かったのかもしれない。我々の時代を振り返ってみれば小泉純一郎氏の演説に熱狂し、橋下徹氏の言動をカッコいいと思ってしまい、結果がどうなったかを思い返してみると、同じようなことなんだろうなと思うが、その劣化版だったのかもしれない。選挙期間中にポスター代の未払い問題で最高裁で上告棄却されるなど、問題ある行動が多かった。安芸高田市長時のパワハラまがいの行政運営などが原因で市政を放り出しての都知事選へのチャレンジだったが、万が一勝ってしまったらどうなるかと思うとゾッとする。選挙後の言動やマスコミでの対応などを見ると人間的にも未成熟で、頭はお勉強はそれなりにできるのだろうが、感じるとか寄り添うとかとは無縁なのかもしれない。アイドル出身のMCのかたへのマウント取った対応とか見ると「こいつ一生変わんないなぁ」と思わざるを得ない。未だにメディアが取り上げる理由がわけわかんない。触れるべき人物でもない。「発達障害」と評する論者もいたがそういう要素もあるかもしれない。まあ権力持たしちゃいけないタイプであるのは間違いないし、このまま淘汰されてほしいなと思う。
3)蓮舫さん(3位)
立憲民主党を離党して出馬した。その割には事前活動と言われても仕方ない演説を同党の枝野氏としてしまったところで大マイナスになってしまった。離党してしまったので立憲民主党は表立っての支援はほとんどしなかったのでは? その代わりに共産党、共産党系のロクでもない団体の支援を受けた。本人の資質についてはもはや語る必要はないほどイメージは落ちたし、支援団体のめちゃくちゃな選挙活動で周囲に迷惑をかけまくり、これでどうやって当選しようと思ってんだろう?といろいろ謎が残る選挙戦だった。あまりに共産党の臭いが強かったのか、立憲民主党系の支持は得られず、共産党の支持者もそんなに伸びなかった。やっぱり過去の実績というのは強烈だったのかもしれない。その後の戦後処理も最悪で「R」のステッカーを至るところに貼りまくり、それを問われると知らぬ存ぜぬの態度。誠意のかけらも見えない。過去お世話になったかたへのあまりに不義理な発言や、立憲民主党の支持母体の連合と立憲民主党の会合でどうしてこんな結果になったのか話し合われたようだが、共産党の臭いがキツすぎて支持者がそっぽ向いたということだろう。真っ当に選挙活動してたら、こんな無様な結果にはならなかったかもしれない。が、そうしなかったこと、本人の「賞味期限切れ」なのもあったのだろう。20年近く国会議員やってきて成果もなく、批判、恫喝の類、故人に鞭打つような振る舞いばっかりだったつけもあっただろう。それでいて「精神的に参ってる」とは笑わせる。さらにはメディア関係者に対する恫喝で自分に対する批判は許さない言動。言論の自由を無視してるし、これでは「ファシスト」である。何様のつもりなんだろう? このままの態度では国政への復帰なんて無理だろう。まずは自分でステッカーなどを剥がし、汗かいて反省し、おそらく公職選挙法違反に問われる可能性も極めて高いので、罪を償い「熱湯風呂」にでも転落してればいい。まあ結局「賞味期限切れ」だったんじゃないかなぁ。
4)田母神俊雄さん(4位)
主義・主張は極めてまともだった。著名人の支持もあり、それなりに受け入れられたとも思える。一定の支持層は持ってるのでそれは確保したと思われるが、及ばなかった。途中で参政党とか付いちゃったのもマイナスポイントかもしれない。敬遠されるには十分すぎる材料だ。高齢者社会の現状でこういうことはあまり言いたくないが、御年75歳、いくら元気であっても何かあったときのリスクは高すぎる。都政のトップとしては?なのも確か。もっと若いときに転身していればとも思うが、それじゃキャリアが伴わない。世に出てくるタイミングも政治家としては合わなかったのかもしれない。何かアドバイザーとか顧問的なブレーンのような立場で活躍できる場は作ってあげたいなとは個人的には思う。その知見は持ってるかただ。
5)暇空茜さん(7位)
ほぼSNS上と口コミのみでの闘いで11万票を獲得。これをどう評価するかだ。都政の闇の部分を暴いてきた実績はすごいと思う。政策については小池都政と継承しつつも、ブラッシュアップする。ムダな公金の出どころを断ち、無用なNPOを駆逐する方向に持っていく作戦だった。細かいところはこれからな感じがしたが、方向性は間違ってなかったと思う。今後は彼のフィールドで都政と闘っていくのだろうけど、いろいろ闇が暴かれていくのを期待したい。発言はこれからも注視したいと思う。
全体を振り返って
まず、報道がほとんどなかったこと。何が原因なのはわからないが首都・東京都の首長を決める選挙がマスコミには重大なニュースではなかったのだろう。で、終わったあとになんやかんや取り上げる。それも落選した候補を。これに何の意味があるのかが理解できない。小池百合子氏の圧勝が予想されていたのは確かだが、ほとんどニュースにならないのは異常だと思う。あと選挙運営そのもの。ポスター掲示板の権利の多数がNHK党に買われてしまい、選挙にそぐわない利用をされ、さらにそれに対価を求めるという商売に使われてしまった。これは公職選挙法を考えなおさないと模倣犯が出る可能性があります。どれくらいの収益なのかは不明ですが、信義にも劣る行為だったのは間違いないですね。あとは公職選挙法違反に当たるであろう行為が幾つも散見されていることですね。これはどの候補ということではなくというほど多い現実。これから告発などがされると思われますが、どれくらい裁かれるのでしょうか……まあ、今回の選挙ははっきり言って異常だったので、今後どう改善されていくかを見守りたいと思います。小池都政の今後も監視が必要なのはいうまでもありません。しっかり運営されるように願っています。