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イベント記録 やたいだん かとちゃん編(2/3)愛と思いのぶつかり合い

この記事はモテアマス三軒茶屋で2023年3月3日に行われたオンライン対談の記録になります。

前回記事


かずひろ
 愛されることもあるけど何だろう?マジ恋の企画一緒にやらないか?って声をかけられた時に僕の本来のキャラクターと違うイメージで見られているけどちょんまげの人(渡辺好博さん)が僕を愛してはいるんだなと思いました。

ボンマス
 マジ恋って何ですか?説明お願いします。

かずひろ
 二十代三十代四十代五十代六十代の各世代から5人のメンバーを集めて恋人探しをするという企画で、みんなマジ恋の動画の中で名乗るための芸名を作っていて僕は「かずひろの野望」を名乗っていて、この名前にした理由は企画をやっている途中で倒れそうな時とか悲しい時とか結構あるけど最後は企画を当てようという思いでこの名前にしています。
 合コンの中で名札に「かずやぼ」と書いていたので都市ボーイズさんがマジ恋の紹介動画を作ってくれた時は「かずやぼじゃねーよ」と突っ込まれました。
 始めたきっかけは40代(渡辺好博さん)と50代(新潟一番)と60代(カバカバ)が飲んで終電を逃して渡辺好博さんの隠れ家でみんなでYouTubeやったらおもしろいよね、という話になってマジ恋が始まりました。
 40代代表のチョンマゲの人はチョンマゲのキャラクターとしてじゃなくて人間として愛されないって言うのでマジ恋ネームをあえて渡辺好博にしていて50代の新潟一番さんは新潟出身で一番に彼女を作ってこの企画を抜けたいという思いから新潟一番を名乗ってます。60代の人はかわさんってあだ名になりやすいのですがカバカバを名乗っていて獣医の免許を持ってます。30代のココペリさんという人はヴァイオリンを弾ける人で、「お金のいらない国」という薄い高級な同人誌みたいな本の思想を広める活動をしてます。所有の概念が消えた世界を描いたSFでエッチな本ではないです。

ゲンツー
 マジ恋めちゃくちゃ好きじゃないですか。

かずひろ
 企画を愛してますね。みんなの愛の方向が違うというか、みんなで同じ企画を何とかしていきたいって思っているんですけれども愛し方がみんな違うんです。「そこにいられればいいや、合コンの場にいるだけで幸せ」っていう気持ちの人もいれば、彼女探しの手段とか僕みたいにマジ恋が YouTubeの企画や名前を売り込む飛び道具として愛している人もいて、5人メンバーがいるんですけど大事にするやり方が違うんです。企画を愛しているから参加したけど、企画をどう愛するかは違うって感じがしますね。 

ゲンツー
 愛されるイベントは初めて聞いた時にやりたいと思いました?

手作り屋台をどう使うか

かずひろ
 愛されるをテーマにしたイベントはやりたかったのですがモテアマス住民が手作りした屋台をどう使うかで頭を悩ませました。

ゲンツー
 やりづらかったですか

かずひろ
 没案なのですが愛とは何か?と意見を求めながら町中を屋台を引いて歩く企画みたいなアイデアしか出ない状態だったのですが、

ゲンツー
 屋台はやりづらいなーだったんですね。

かずひろ
 イベントの中に屋台をどこに持っていくか、屋外でイベントをやることになるのかなあといったことは結構考えました。

ゲンツー
 それは混乱って感じだったんですか?わくわくした感じでしたか?

かずひろ
 五分五分くらいです。ワクワクもしつつ、屋台をイベントにどう入れ込むか考えていて、

げんと
 当時、対談することも決まっていた状況だったでしょうか

ゲンツー
 屋台と対談どっちが先でしたか

かずひろ
 屋台が先です。対談を屋台でやったらおもしろみが出るかな?と思って始めました。

げんと
 屋台は使ってみてどうでしたか?
 
かずひろ
 使える場所も広くて移動式のラジオブースみたいな感じで使えて便利でした。

ゲンツー
 誰に愛されたいと思って今日やったんでしたっけ?

かずひろ
 イベント前の作戦会議でげんととりこちゃんに愛されたいと目標設定して始めました。

げんと
 それは誰かに言わされたの?

かずひろ
 モテアマスの人にウケる企画を作ろうと考えて、住民の中で一番僕の事を意識してくれてる人は誰かと考えた時に、マジ恋のパロディの企画を作ってくれたげんととりこちゃんを特別にイメージして一応誘ったんです。

かとちゃん
 さあ対談と言いながら一回も質問されていない気がするんだけれどもくるかな?

かずひろ
 愛されたいとか言って気持ちを持ってる時ってありますか?

かとちゃん
 ずっとあったんですけどどうでもよくなったって感じかな?と思っていて自分がしたいかどうかですね。
 自分ができることと自分が人にしたこと以上のものが帰ってくるわけがないと思ってるからだから相手に期待ばかりする人は俺からしたら泥棒みたいなもんなんだよ。
先に渡さないと返ってこないでしょ見返りを求めてやるのも違うし、だったらやりっぱなしでいいんじゃないの。
 さっき話に出た「お金のいらない世界」だってお金がいらない世界になるにはモノを奪う人だけだと成り立たないからモノが余っていく循環にしていかないと。

かずひろ
 「お金のいらない国」の本も少し読んだのですけれども、

かとちゃん
 思ってる事言えよ(笑)


文明が発達した縄文時代

かずひろ
 本の内容を簡単に説明すると
 コールドスリープされた人が目を覚ますと、町の食堂に入ってもお金という概念がなくて食事が済んだら出ていいですよとお店の人に言われる筋書で、所有という概念がない世界を描いたSFの本でした。文明が発達した縄文時代みたいな感じかな。

 所有のない世界っていうと SF 作家の筒井康隆の「原始共産制」というほとんどひらがなで書かれた小説が印象的でした。東大の安田講堂が学生運動に占拠されっぱなしになっていて、そこだけ原始共産制で暮らしている話で、そこで暮らしている人が勉強全くできない状態でひらがなだけの文書で「ぼくはきょうほんをもらいました。なかになんにもかいていないほんです。まっしろけのほんです。これはのおとというほんだそうです。」と始まり物語の書き手の人物が外の世界だったら大学生ぐらいの年だった。というオチが付きます。所有の概念がないと自分たちの能力で作れないものは外部の世界と交換で手に入れるしか無くなってくる。

 外注ですね。

 モテアマスそのものじゃないですか。

かずひろ
 コミュニティの話になると外とのつながりでコミュニティができている話もあって、コミュニティの中でやったりとったりしているだけだと消耗していくだけで外からお金を稼がないとやっていけない、コミュニティを回していこうとすればするほど外をイメージするようになってしまうのです。家族からお金を儲けても嬉しくない感覚です。

 

愛とは言葉だと思います


 愛という概念自体はそれぞれの人の中にあるものであって愛自体はただの言葉で宣言できるかどうかだと思っていて、定義するのは難しい。愛するというのが行為だとしたらかとちゃんさんの言っていたことが私はすごい納得できる、やっぱり自発的なもの、自分から行動すること全てが愛だと思う。そこから生じたものが愛されると言うのだと思いました。

 男の人は行動で愛しているというのですが何で言葉では愛してくれないのですか。

かとちゃん
 俺は言葉で愛してるという方なんで分からないです。
人によるのかな?俺は別に人にでも言うよ。友達にでも励ますために愛してるって言うよ。

 頑なに言わない人いません?

かとちゃん
 言わなそうな人いる。愛情を言語化しない人いるよね。

かずひろ
 初めの一回の「愛してる」が言えないのかな?恥ずかしいっていうか「あなたの愛は受け止められない。」って言われるのが怖いとか、愛してるが言えない原因はそこかな?

 付き合って何年も経つのに愛してるとか言わない人がいるんですよ。

かずひろ
むしろ「愛してる」と言わないでどうやって付き合ったんだろうって思います。

 わかれよ。みたいなのがあるじゃないですか。それが男性の方がなんかなんかそういう
気持ち的にコミュニケーションというビジョンが共有できていないとだめで、共有できていると思っちゃうから「分かれよ」って言っちゃうとか。

 確認すると嫌がるじゃないですか。

かずひろ 
 愛されている気持ちを強く持っていて人生をかけるものを持っているとか。これに愛して他の事が手につかないってなったら幸せですよね。

かとちゃん
 できてない方がおかしい。何のために生きてるのか命の無駄遣いしたくないと思ってる。もったいないから


対談会場 モテアマス三軒茶屋
2023年3月3日

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