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サッカー指導者がサッカー以外を伝えるということは。

ビクトリアの子供達の夏休みも残すとこ、あと2週間。今週からサッカーサマーキャンプも再スタートしました。

練習中のコーナキックの出来事。なかなか、ボールを蹴らなかったU8選手へ。

私「味方にパスして、いいよ。」
彼「あそこに動いてほしい…(小声で)」
私「どうしたら、動いてくれる?」
彼「声出したら、相手にバレちゃうし…」
私「他には??」
彼「・・・」(彼は指を挿したり、アゴで指示出したり)

そして、彼は自分の思いが伝わらないことが我慢しきれなかったのか、ボールを蹴りました。低学年になればなるほど、こうゆう光景は観ますよね。でも「声出したら、相手にバレちゃうし」やボディーランゲージで必死に訴えかけていたのは、頼もしかったです。

そして、練習最後のトークの時。そのことについて、皆んなに聞きました。

私「コーナーキックで友達にいてほしい場所があったら、どうしたら友達はいてくれるかな?、どう思う?」

ガンガン、発言をしてくるのでいいなと思いつつ。当然、的外れの答えきたり、「名前を言って直接、動いてもらえば」とか「そしたら、バレちゃうじゃん」とか、思い思いに答えが。サッカーを知っている方でしたら「コーナーキックはセットプレーなので、事前に決めておく!」と答えが返ってきますよね。しかし、たとえこの時、その答えが返ってきても「本当にそう?」って惚けます笑。真意は、そこではないからです。

では、なぜそうしたかというと。
"これ"について、誰かに、伝え、話を聞く、そして伝え、話を聞く、ということをして欲しかったからです。

今日はU8選手だったので「お家の人に話して、答えを探してきて。Homeworkです!」って伝えて終わりにしました。これで、明日何人の選手が話をして、私に伝えにくるか愉しみです。ゼロってこともあるので、そこは指導者として挫けず。人間は忘れる動物なので笑。

終了後、選手の親御さんが質問に来てくれました。

親「やはり、事前に決めておくことが良いですよね!チームで。」
私「そうですね!それがチームで試合をする上で大切なことですね」

と話しつつ、実は…。と親御さんに真意を伝えました。

「話を相手に伝える会話の毎日が、意見を相手に伝え、聞くことを習慣化し、誰とでもディスカッションができるようになってほしい。」と、1番近い人だからできることがある。

ディスカッションをするには、論理的思考能力や語学力などは必要だと思います。しかし、1番大切なのは日々の積み重ねからくる"自信”"勇気"だと思います。こう言った考えは、古いかも知れませんが"最後"に当てになりますね。

サッカー選手の成長は、関わる"人"次第です。

読んでいただき、ありがとうございました。
あなたのキッカケになれば幸いです。
Have fun.



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