「絶対焼かない宣言」した男
大学5年の6月に、みんなでソフトボールを半日だけやって、なぜか顔が水脹れになったあの日を忘れない。
日焼けすると赤くなるタイプ。
赤くなって、一瞬黒くなって、すぐ剥ける。
肌が白くて、弱くて、紫外線でガンになりやすいとかかんとか言われるやつ。
水脹れになった時は、もう顔が元に戻らないんじゃないかと怖くなったほどで、翌日は1日中顔を冷やして過ごした。
まあなんとか元に戻って、跡も残らなかったからいいものの、そんなに肌が弱かったのかと改めて認識した。
大学の経験を活かし、それ以降は少しでも外出する日はしっかり日焼け止めを塗る系男子に徹した。
だって怖いし、次は顔が無くなるかもだし。
もともと、ニキビ肌でスキンケアにも色々と手を出していたせいもあって、毎回顔に塗る種類と量が変わっていた。
少しでも良さそうなものがあったら切り替えて、数を増やしてみたり、減らしてみたりを繰り返してきた。
そんなやつが宮古島でテント生活をすることになった。しかも屋外水シャワーで。
なるべく荷物を減らす中で、
究極的に残ったのが、保湿剤と日焼け止めのみ。
ワセリンだけ塗って調子がいい人に憧れてたのもあって、せっかくだからやってみたわけだ。
まあダメだったら現地で買えばいいし。
そんな環境だから当然のように朝にシャワーを浴びたりなんて大変だから冷水で洗うだけ。
その後日焼け止め。
夜は洗顔後保湿のみ。
今までの作業工程から考えるとめちゃくちゃ簡単で、時短にもなって良い。
正直どうなのかなって思っていたけど、
やはり多少ニキビはできる。
でも意外と順調だった。
今までの作業はなんだったのか。
テカリは出るけど、それは宮古島の暑さなら仕方がないと割り切れるし。
これが “引き算の美学” か。
顔に塗る物を減らせて、お金も手間もかからず、結果が同じなら当然諸々不要な方がいいに決まってる。
宮古島はWHOの紫外線指数で12段階中10とかある。これってほぼMAXじゃんか。
iPhoneの天気予報のところで見れるんだけど、興味があったら見てほしい。意外と高いから。
だから宮古島ではスキンケア的には色々と減らしたけど、より一層、紫外線対策だけは怠ってはいけないと思ってる。
ほんと、次はマジで顔が剥がれて無くなる。