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鍼灸マッサージとセルフケアで膝の痛みを改善!日常生活での取り組みが鍵
40代から60代にかけて、膝の痛みを感じる方は増えてきます。
年齢を重ねると、関節や筋肉が弱くなり、痛みが出やすくなるためです。
鍼灸やマッサージは、この膝の痛みをやわらげるための効果的な手段です。
しかし、残念ながらそれだけでは不十分なこともあり、痛みが再発することもあります。
根本的な改善や再発防止のためには、自分でも体をケアする必要があります。
この記事では、膝の痛みが起こる理由、鍼灸やマッサージの効果、そして自分でできる対策についてお話しします。
本題に入る前に、少しだけ自己紹介をさせていただきます。
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令和3年から京都市内で癒しマッサージ鍼灸院を運営。
では、本題へ進みましょう。
1.膝の痛みが年齢を重ねると痛くなる理由
年齢とともに膝が痛くなる原因には、いくつかの理由があります。
膝の軟骨がすり減る
膝の関節には、クッションのような役割をする「軟骨」がありますが、年を重ねると軟骨がすり減ります。
これにより、骨が直接こすれ合い、痛みが生じます。筋力が弱くなる
膝を支える役割を持つ太ももやお尻の筋肉が、年齢を重ねると弱くなります。
これにより、膝にかかる負担が大きくなり、痛みが出やすくなります。体重の増加
体重が増えると、膝にかかる負担も大きくなります。
歩くだけで膝に体重の2〜3倍の負担がかかるため、体重が増えるとその分、膝にかかる負担が大きくなってしまいます。不適切な姿勢や歩き方
日常生活での姿勢や歩き方が不規則だと、膝に無理な力がかかります。
長時間同じ姿勢を続けることや、姿勢の悪さが積み重なることが、膝の痛みの原因になります。
歩き方に関しては、江戸時代以前の日本人の歩き方「ナンバ歩き」を参考にし、膝関節への負担を減らす方法もあります。
2.鍼灸・マッサージでできること
鍼灸やマッサージは、膝の痛みを和らげるのに役立ち、次のような効果を期待できます。
血流を良くする
鍼灸やマッサージは、膝周辺の血の流れを改善し、炎症や痛みを軽くします。
血行が良くなると、体の回復力が高まり、痛み改善しやすくなります。筋肉の緊張をほぐす
マッサージは、膝周りの筋肉をやわらかくする効果があります。
硬くなった筋肉がほぐれると、膝への負担が減り、痛みが軽くなります。痛みを抑える
鍼灸は体のツボを刺激し、神経に働きかけることで痛みを抑える効果があります。
自然治癒力を高めることで、痛みが軽くなることが期待できます。
鍼灸やマッサージが膝の痛みにどう影響するか、具体的な施術内容については、当院が作成したブログ記事でご紹介していますので、ぜひご覧ください。
3.鍼灸・マッサージを受けるだけでは完治しない理由と生活で気をつけること
鍼灸やマッサージには大きな効果がありますが、痛みを根本から治すためには、日常生活での取り組みも必要です。
次に、鍼灸やマッサージだけでは不十分な理由と、自分でできる改善策を紹介します。
1. 筋肉を強くすることが大切
鍼灸やマッサージは筋肉をやわらかくする効果がありますが、筋肉そのものを強くすることはできません。
膝をしっかり支えるには、太ももやお尻の筋肉を強化する運動が必要です。
膝の筋力強化は自宅で簡単にできます。
信頼できる、わかりやすい動画を貼っておきます。
2. 体重を管理することの重要性
体重が増えると膝への負担が大きくなるため、適切な体重を維持することが重要です。
バランスの良い食事や定期的な運動を心がけ、体重を管理することで、膝への負担を減らすことができます。
3. 正しい姿勢を心がける
日常の立ち方や歩き方が膝に負担をかけている場合があります。
例えば、足の親指に体重をかけて歩くことを意識すると、膝への負担を軽減できます。
また、椅子から立ち上がるときや階段を上るときも、膝を無理に曲げすぎないようにしましょう。
特に立ち姿勢が長く、膝が痛む方は、膝を完全に伸ばして立つ癖があることが多いです。
以下の動画を参考にして、膝関節への負担を軽減してみてはいかがでしょうか?
4.筋肉をほぐす習慣をつける
自分で筋肉をほぐすことで、膝の疲労を軽減できます。
特に、太ももやふくらはぎの筋肉をしっかりほぐすと、膝の痛みの予防に効果的です。
特に膝の痛みに関連するツボと、ほぐし方のコツを画像で解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
ほぐす際には、指が疲れないように手のひらを使うのがおすすめです。
手のひら全体を使うことで、ツボを優しく効果的に刺激できますよ。
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4.膝の痛みが悪化することで起こりうる日常生活での悪い影響
膝の痛みが悪化すると、日常生活にさまざまな悪影響を及ぼします。
具体的には、次のようなことが起こる可能性があります。
歩くのが難しくなる
痛みが強くなると、歩くのが辛くなり、移動が困難になります。
買い物や通勤、家の中での移動が苦痛になり、外出を避けるようになるかもしれません。階段の上り下りがつらくなる
膝の痛みが悪化すると、特に階段の上り下りが大変になります。
階段を使うのが難しくなり、家の中でも活動が制限されることがあります。活動が減り、筋力がさらに低下する
膝の痛みを避けようとすると、自然と体を動かさなくなります。
これにより、筋力がさらに低下し、膝への負担が増えるという悪循環におちいります。精神的苦痛
痛みが続くと、外出や活動を避けるようになり、ストレスが溜まって気分が落ち込むこともあります。
まとめ
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鍼灸やマッサージは、膝の痛みを軽くするための効果的な手段です。
しかし、膝の痛みを根本から治すためには、筋肉を鍛えたり、体重を管理したり、日常生活での姿勢を改善することが必要です。
鍼灸やマッサージの効果を最大限に活かしながら、膝の健康を保つために積極的にケアをしていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
普段はX(旧Twitter)で鍼灸やマッサージ、健康に関する情報を発信していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。