加賀百万石前田家ゆかりの 金榮山 妙成寺
石川県 羽咋市
700有余年前に建立されたという日蓮宗本山の妙成寺
建物は加賀前田家初代から5代に亘り造営されたもので
前田家御用大工坂上又三郎親子3代によって桃山建築の雄渾華麗な面が遺憾無く発揮されている
手前が浄行堂 奥が二王門
浄行堂
屋根が立派でついつい撮ってしまいました
二王門
門にはとても立派な仁王像が安置されていて網などの隔たりがないので
その迫力を直に拝むことができます
寛永2年(1677年)建立 (国指定重要文化財)
五重塔
とても美しいです 栩葺は反りを出すことが難しいとされ、
五重塔としてはとても珍しい工法だそうです
元和4年(1618年)建立 北陸唯一の木造五重塔で江戸時代初期の代表的傑作のひとつであり栩葺の屋根は五重塔としては全国唯一
(国指定重要文化財)
塔にはなぜか魅了されてしまいますが、五重塔 三重塔もそれです
丈六堂(釈迦堂)
中にはとても立派な釈迦牟尼仏立像と
脇侍に毘沙門天と持国天が安置されてます
釈迦牟尼仏立像は 羽咋市柴垣の海岸に頭部だけが流れ着き
これに合わせて胴体が造られたそうです
貞亨3年(1686年)建立 丈六(約5m)釈迦牟尼仏立像(しゃかむにぶつりゅうぞう)が奉安されてます (石川県文化財)
三光堂
元和9年(1623年)建立
三光天(日天・月天・明星天)が安置され鎮護国家の祈願が行われてきた
(国指定重要文化財)
本堂
慶長19年(1614年)3代藩主前田利常公の帰依により建立
京都建仁寺流の流技により 桃山時代の雄渾な手法を遺憾無く発揮し 構成(内部・内・外陣区画)の厳格な形式など密教風の古式なところがうかがわれる (国指定重要文化財)
三十番神堂拝殿
奥にある三十番神堂と同じ慶長19年(1614年)建立
拝殿は明治の初期 廃仏毀釈により 羽咋市円井町に移され、平成3年(1991年)に解体修理し 現在地に戻されました。(石川県文化財)
奥の三十番神堂は慶長19年(1614年)建立 桃山時代の技法をよく表している日本の国神三十体を祭祀し日蓮宗伽藍として重要な堂舎である
(国指定重要文化財)
写真にない建造物で他にも文化財指定されているものが数多くありました
境内は美しく静粛さに包まれていて、建造物もどれも見応えのあるものばかりで 素晴らしいところでした
とても気持ちのいいところで、ゆっくりと散策するのにはいい場所でした
石川県の数少ない巡った寺社の中でも気に入った場所です
最後まで読んでいただきましてありがとうございます
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