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海外のデザイン賞って?reddot design award レポ(後編)

前編では海外デザイン賞の概略とレッドドットデザインミュージアムの見学まで紹介してきましたので後編では続きの日程を書いていきます。

①14:00-16:00 デザインミュージアム見学 / 記念撮影
②18:00-20:30 受賞セレモニー(別会場)
③20:30-24:00 ディナー / パーティー

個人的に驚いたのが、1日中どの日程にもプロのカメラマンがいたるところで撮影を行っていることで、記録を残すのも非常に便利です。写真は後日全員に公開されます。また、撮影ブースで証明写真を撮影してもらえるのですがメイクさんまでスタンバっています。

デザインミュージアムで証明写真の撮影を終えると、用意された無料のシャトルバスで会場を移動して受賞セレモニーに移ります。2019年度の会場はアルヴァ・アールト設計のアールトシアターで行われました。

ここからは一般の受賞者も参加が可能になり、会場には1000名のデザイン関係者が出席されます。壇上ではbest of the best賞を受賞した80組の製品紹介とトロフィー授与が行われます。紹介には短いムービーも流れるためどのような商品かはある程度伝わる状況になります。おそらく欠席者の製品は流れていなかったように思います。

本年度はデザインチーム賞としてフェラーリチームが受賞し、壇上にMonza SP1が登場し会場を沸かせるシーンもありました。

セレモニーが終わると再度バスで会場をミュージアムに戻し、ディナーが始まります。この時点で20:30ですがつねに軽食とシャンパンが振舞われるのでおなかが減る心配はありません。ディナーでは設定されたテーブルに着席することになりますが、業界が近い方を集めるため有意義な交流が行われます。(ここで外国人の社長さんに椅子を一脚送ることになりました。)食事はとても美味しいです。

同じ時刻に、別会場ではDesigners’ Nightというイベントも行われているのですが、深夜までやっているのでディナー終了後でも飛び入り参加することもできます。ドイツの方などは仕事終わりにこのイベントだけ参加しにきている方もおられました。

式典の流れは以上になります。あっとういまに23時担っていました。
日本のグッドデザインのイベントと比較すると、やはり参加する企業が世界55か国からということもあり、幅広く最新のプロダクトが確認でき、参加者にも広く認知してもらえるチャンスがあります。外国人参加者との交流も多く、ドイツで会う日本人の方とはぐっと距離が縮まりますので様々なコネクションのチャンスがあるように思いました。

受賞しているメーカーから考えても、広く認知されている賞なのではないかと思います。グローバル販売を考えている製品に関しては、なかなか費用対効果のある認証なのではないかと思いました。

ちなみに、エッセンという街は素敵なところでしたが。決して都会といえる街ではありません。駅前にはショッピングモールや飲食店などもたくさんあり、ショートステイするには不便のない街ですが、ある程度の期間滞在しようという方はデュッセルドルフに宿を構えるほうがいいかもしれません。

以上、reddot design awardのレポートでした。
また機会があれば他のイベントレポも書き記していければと思います。

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