目の前のことに集中したいあなたへ
2つのフォーカス
今の仕事が将来にどのようにつながるかわからず、やる気がでない。
この仕事が大事なことはわかっているのに集中できない。
このような経験はありませんか?
今回はそのような悩みを持つ方の解決のヒントになる考え方を紹介します。
「タスクフォーカス」と「ゴールフォーカス」という
言葉を聞いたことがありますか?
それぞれの英語の意味は以下の通りです。
タスク:課題
ゴール:目的/目標
フォーカス:集中
つまり、
タスクフォーカスとは目の前の課題に集中することで、
ゴールフォーカスは目標や目的に集中することです。
これら2つをうまく使い分けることができるようになると、
冒頭の悩みを解決するヒントになるかもしれません。
タスクフォーカス
目の前の課題に集中する、タスクフォーカス。
これは主にやるべきことが決まり、
その目的も明確になった後に意識すべきことです。
作業中に多くのことを考えてしまうと、
脳が複数の課題を同時進行する状態(マルチタスク)になり、
作業効率が落ちます。
やるべきことが決まったら、
時間や締め切りを決めてそのことだけに集中できるように工夫してみましょう。
同時に複数の仕事を抱えている人ほど、
このタスクフォーカスが難しいと思います。
私はよくメモ帳などにその日やることを最初にすべて書き出します。
その上で何時までにこれを終わらせる、
次にこれをして、最後にこれ。
といったように作業中に他の仕事を思い出して
脳がマルチタスクを始めないようにしています。
その時間はそのこと以外を考えないようになると、
1つ1つの作業効率がかなり高くなります。
ゴールフォーカス
一方で目的や目標にフォーカスする、ゴールフォーカス。
こちらは主に行動する前にすべき、
自分の行動指針のようなものです。
最終的に自分がやりたいことを決め(長期目標)、
そのために必要な中期的な目標、
さらに1年~数か月単位の短期的な目標。
これらを先に明確にしておくことを、
ゴールフォーカスと言います。
自分は何のために今の仕事や勉強をしていて、
どんな人生を送りたいのか。
ここが曖昧なままなんとなく目の前の課題に追われてしまっていると、
自分はなぜこんなことをしているのだろう、という疑問が湧いてくることがあります。
そうならないために、
ゴールフォーカスが必要なのです。
それでは、
ゴールフォーカスとタスクフォーカスの2つの使い分けについて、
具体的な例をもとに考えてみましょう。
意識的に使い分けよう
英語学習を例にします。
3年後に留学したいとして、
そのためには2年以内にTOEICやIELTSで○○点以上取る必要がある。
現状の自分は○○点だから、あと何点足りない。
そして苦手なのはライティングで、
リーディングは目標点数に届いている。
1年後にはこのくらいの点数、
半年後にはこのくらいを取るために、
週に何時間はライティング、その他の時間でリーディングをする。
ゴールフォーカスではこのように現状分析も含めて、
目標に対してフォーカスしていきます。
そうしてゴールから逆算してやるべきことが決まったら、
あとはタスクフォーカスです。
決めた日々のタスクをひたすら行います。
このときに、
「このペースで目標に届くかな。。。」
「今日疲れたから、少し減らしてもいいかな。」
このようなことは考えない方が良いです。
とにかくその日に決めたことだけに集中します。
目標との誤差を感じる時は別の時間で
ゴールフォーカスして再設定すれば良いのです。
タスクを行っている時間に他に意識が取られてしまったら、
マルチタスクになり期待される効果を得ることができません。
とにかくやることを決めたら、
1つのことをしているときはそれだけに集中しましょう。
これがタスクフォーカスです。
このようにして、
まずはゴールフォーカスで長期的な視点を持ち、
やるべきことを決めたらタスクフォーカス。
今やるべきことが明確になればなるほど、
迷いも減るはずです。
目指しているゴールに、
今日も1歩近づくために。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
理学療法士
JARTA認定スポーツトレーナー/NLPプラクティショナー
平山鷹也
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