
精神科までの過ごし方
前の話
相変わらず横になるだけの生活が続いた。
変わらぬ体調不良に、悪化する精神。酷い状態だった。
カウンセリングの前に体調不良のことは母親に伝えていた。
進路で悩んでいることも。
心配で見に来てくれたのだが、就職で悩んでることを打ち明け、あまりいい反応をされなかった。
それもそのはず。私は母親とそんなに仲良くなかった。
そもそも私が母を信用していなくて、あまり自分のことを話さなかったのだ。
母には、苦労をかけていた。母からも苦労をかけられていた。
小学生の頃は、癇癪持ちだった私の言うことを聞かせるために暴力を振るわれたりした。ワンオペ気味で、専業主婦で、更年期で母も狂っていた。包丁を突きつけられたり、家に火をつけたり。そのことがよくフラッシュバックした。酷いことも言われた。そのたびに私は暴れ、お互いを傷つけていた。
そんななか、中高は別の家族の問題もあった。
それについて恨み言を言うたびに「いつまでそこにいるんだ。」と呆れながら言われた。
私は悔しかった。
今思い出してもやりきれない気持ちになる。この話はこの辺にしとく。
とりあえず、カウンセリングを受けること、病院に行くことを母に伝えた。
母はどう思っていたのかわからない、心配していたと思う。
そして、「病院についていったほうがいいか?」聞かされた。
私は「来なくて良い」といったが、一応病院に確認の電話をした。
『ついて来る事はできる、同伴する人もいれば一人で受ける人もいる』という回答だった。
私は再度、「一人で病院に行くこと」を伝えた。
そして寝ていた。ふと母や家族にしたこと、されたこと、今までの人生の後悔、将来の不安がフラッシュバックする。そのたびに一人で泣いていた。
そんな病院までの2週間だった。