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締め切りへの挑戦状
noteでは色々と募集企画が行われている。私もなにかに応募したいと思った。
応募先を探すため、私は「募集」で検索した。いま現在募集している企画はなさそうだった。残念である。
ただ募集期間が過ぎているのに、応募しようとしている方なら見つかった。
度を越して前向きだ。私はこの結城 熊雄(くまお)さんに好感を持った。結城 熊雄(くまお)さんは「スキすんな」という企画も打ち出していた。
大変に挑戦的だ。記事に「#スキすんな」とタグ付けして投稿すれば誰でも参加できる。残念ながら企画への応募期間は過ぎている。
ただ忘れてはいけない。彼は募集期間が終過ぎても書き続ける漢だ。
私はこの企画へ挑戦しようと決意した。
そうと決まれば、まずはテーマ選びである。募集要項には「内容は問わない」と記されている。
だからといって、「僕のお婆ちゃん」というテーマで書いたとしよう。それに「スキすんな」のタグをつけたら、なんだかお婆ちゃんに申し訳ない。
また渾身の話を記事にして、スキされないのも嫌である。この企画には、なんで覚えているか分からない話がうってつけだと思った。
つまり私が小学生のとき、みんなでプレステをした話がベストである。
みんなでプレステをした話
当時の我々はよくサトシくんの家に集ってゲームをしていた。その日は5人ほどでゲームをしていた。コントローラーが2つしかないので、みんなで順番にプレイした。
順番が何周かした頃、テツヤくんの番が飛ばされるアクシデントが起きた。飛ばしたのはコウスケくんである。
コウスケくんは「ごめんごめん」と謝り、テツヤくんにコントローラーを渡した。
しかしテツヤくんは怒りっぽい男である。「もういい、みんなとは遊ばない」と叫びコントローラーを払いのけ、その勢いのまま部屋を飛び出して行った。
それでもみんなはゲームに夢中である。テツヤくんを追う者は誰もいなかった。子どもの残酷さが分かりやすく出た。
しばらくしてテツヤくんは戻ってきた。しばらくと言っても10秒ほどだ。ドアの裏に待機して、様子をうかがっていたのだと思う。誰も追って来ないと判断し、戻ってきたのだ。
テツヤくんは、ただいまの代わりに「でもケンイチくんとだけは遊んでも良い」と発言した。
当時の私は「どの立場からものを言ってるんだろう」と思った。誰にも追われなかった者の発言じゃない。あとサトシくんの家なんだからサトシくんとは遊ばなきゃダメだろと思った。でも自分のスタンスを曲げないテツヤくんをちょっとカッコいいと思った。
みんなでプレステをした話おしまい。
いかがでしたか。ぜひスキしないでください。