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【読書】小林義崇『すみません、金利ってなんですか?』を読んだので感想文書くね。
タイトルの「金利」はもちろん「源泉徴収」とか「年末調整」とか、聞いたことあるけど、何のことなのか分からずに大人になってしまった私。そんな私でもとても分かりやすく解説してくれる本だった。
本書はインタビュアーが元国税局の人に質問する対話形式になっており、テンポ良く読むことができる。また、所得例やそれにかかる税金の額など、具体例を出して教えてくれたので、とてもイメージがしやすく助かった。
きっと普通の大人がこの対話を見たら「え、そこからなの?!」と笑われてしまうようなレベルの話。株って何?とか、そもそも税金ってどうして払わないといけないの?とかいう小学生レベルの疑問などから始めてくれる。
源泉徴収や年末調整など、取り上げてくれる内容も自分の生活に関わることが中心だったので、興味を失うこと無く最後まで読むことができた。ずっと謎だった年末調整の話もざっくりとだけど理解することができた。
以前、池上彰の「知らないまま大人になってしまった人の為の本」を読んでみたけれど、それでもサッパリ分からなかった自分が読んでも、この本は分かりやすかった。
そして、この本を読んで「へぇ、そうだったのか!」と学ぶことが多いと思った自分に危機感を覚えた。その程度のことさえ自分は分かっていなかったんだ、と。分からないことが分かった本だった。