多職種連携という言葉
おはようございます!
多職種連携という言葉があります。
医療の現場は、専門職の方が働いています。
医師、看護師、保健師、薬剤師、検査技師、
管理栄養士等など。
医師が頂点に立ったヒエラルキーでは
適切な医療が提供できず、
様々な職種の方の情報や意見を
大切にすることが求められて
多職種連携という言葉が使われ始めました。
とても大切な考え方です。
それが時を経て、
病院内の医療だけでなく、
在宅医療を広げていくことになり、
さらに多職種連携がいわれるように
なりました。
退院時には、
病院側の医師・看護師・薬剤師・
リハ・MSW・管理栄養士、
在宅医療側の医師・看護師・薬剤師・
ケアマネ・介護士等など。
そして患者さんとその家族です。
上記全員がそろうことはありませんが、
大会議であることに変わりはありません。
一人の患者さんを囲んで大人数です。
しかし、ここまでくると、
ちょっとヘンだなと思います。
専門分化しすぎてはいませんか?
と思うのが自然でしょう。
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訪問看護ステーションに
点滴が置けるように
規制緩和が議論されています。
点滴は薬剤師が扱わなければならないので、
夜間に容体が急変し点滴が必要になっても、
薬局と連絡が取れなかったり、
薬局と患者宅との往復に
何時間もかかったりすることがあります。
訪問看護ステーションに点滴があれば
こうした問題が解消されます。
しかし、今回の規制改革実施計画では
このメニューが抜け落ちたようです。
*
多職種連携という言葉がヘンです。
前提の多職種がヘンなのです。
企業では多能工化という言葉があります。
一人で何役もやるのです。
そうしなければ
小さな単位での活動は
効率が悪くなります。
訪問診療というのは、
患者さんが一人ひとりバラバラの家にいて、
そこに医療・介護者が通っていくのです。
そもそも効率がかなり悪いのです。
多能工化をはかりましょう。
考え方にコペルニクス的転換が必要で
できるかなあと心配になります。
今日もよろしくお願いします。
安島
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