ノーサイドと痛み分け
おはようございます!
ラグビーのW杯は
素晴らしい試合が続きました。
ベスト8以降の試合は、
ほとんどが数点差の試合でした。
優勝した南アフリカは、
決勝が12‐11
準決勝が16‐15
準々決勝が29‐28
と一点差の試合が続きました。
優勝の喜びは一入(ひとしお)でしょう。
そして、ノーサイドの考え方が、
ラグビーの爽快さのひとつです。
力いっぱい戦った後は、
敵味方なく仲良く接する考え方です。
とても紳士的です。
それはスポーツ全般にある
考え方でもあります。
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話は変わりますが、
ウクライナとロシア
パレスチナとイスラエル
の戦争が耳目を集めています。
戦争は恨みを残します。
それが負の連鎖をひきおこし、
後戻りできないところにまで
行ってしまいます。
力いっぱい戦った後は
ノーサイドとはならない世界です。
戦争という試合は、
力いっぱい戦って優劣を決めてはいけない
と最近思います。
終わってノーサイドとはならないのです。
試合自体を何とか
痛み分けにしておかないと
禍根を残します。
どんな緊迫した状況でも
痛み分けに持ち込むことが必須で、
これはかなり高等な技量です。
そうしたことを、軍隊や政治リーダーは
どのくらい学んでいるのでしょうか?
スポーツマンシップでは
解決できない領域です。
痛み分ける技量が求められます。
今日もよろしくお願いします。
安島