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教育に値札をつけること

おはようございます!
 
久しぶりに教育・研修のことを考えました。
 
教育の原風景は、
小学生の子供が、黒板前の先生から
教えてもらっている姿です。
 
その時、子供が
「先生は給料をもらうために教えている」
と思ったら、学びは起動しません。
 
もちろん、
金銭のやり取りの側面はありますが、
すべてをそこに帰結させられない何かが
教育にはあります。
 
先生にはお世話になった。
先輩は怖かったが世話になった。
お客さんに教えられた。
 
そう感じたことは誰にでもあるでしょう。
 
それを、
授業料を払っているからチャラだとか、
商品取引に含まれているのでイーブンだ
と考えることには無理があります。
 
教えてくれた人に
世話になった部分は残り、
その世話になった部分は、
次の誰かに教えていくことでしか、
自分の中の帳尻はあわないものです。
 
A↔Bという交換経済ではなく、
A→B→Cという贈与経済の世界です。
 
原風景の教育には
贈与経済の部分が色濃く表れ、
予備校の教育には
交換経済の部分が色濃く表れている
とも言えます。
 
原風景の教育の延長線上には、
蛍の光があり、同窓会があります。
 
教育ばかりでなく、
保育、医療、介護の世界、
つまり弱者を対象とした分野には
そうした側面が色濃く残っています。
 
この分野では、
交換経済と贈与経済が同居していることを
常に頭の片隅に入れておきたい。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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