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犬笛を吹くという表現

おはようございます!
 
にんじんをぶら下げる
とはよく言われます。
 
人に何かを行動してもらいたいとき、
そのインセンティブやご褒美として
「にんじん」を見せ、
それを追いかけさせることです。
 
今の評価制度では常識でしょう。
私も疑いもなくそう発言していました。
 
しかし私の同僚は私達の組織に向けて、
「にんじんがなくても
走る馬になってほしい」
と言い放ちました。
 
私は、苦笑いをしながら、
確かに彼のいう通りだと思いました。
 
自ら考え、自ら行動せよ。
いっときのリーダーの指示を待ち、
それをやったらにんじんをあげると言われ、
嬉々としてにんじんを追いかける。
そのようなことはやめろと言ったのです。
 
自分で考えて行動せよという、
私がいうフォロワーシップを
体現せよと言ったのです。
 
一本取られたと
恥ずかしさと共に思ったものです。
 

 
昨今、犬笛を吹くという表現がされます。
 
大統領、政党党首、知事などが、
非難を浴びない言い回しで
暗示的に指示を出し、
それに顔の見えない大勢が付き従い
ワラワラと行動を起こす。
 
これは
私が避けるリーダーシップ
ですらありません。
 
もう少し、気分の良い景色を
見たいものです。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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