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人間が把握できる集団の規模

おはようございます!
 
人付き合いの人数には、上限があるらしい。
 
脳の大きさで規定されていると
山極先生が書いています。
 
700万年前から500万年前の間は、
ゴリラやチンパンジーと同じくらいの
脳の大きさで、集団サイズは
10~20人だったそうです。
 
その後、脳は大きくなり、
現代の1500CCになると、
集団サイズは150人くらいだそうです。
 
結構、少ないものです。
人間関係はそれだけ、
脳やエネルギーを使うのでしょう。
 
転職の主な理由は、
周囲との人間関係と言われますが、
さもありなんです。
 
私の体感では、
社員の数が100名を超えたあたりから、
マネジメントがしにくくなりました。
 
100名までは、
本人の実績・希望はもちろん家族構成から、
誰ちゃんと誰ちゃんは付きあっているが、
もう少しでわかれそうだくらいの情報は
なんとなく入ってきて、
アサインメントで気を使ったりしました。
 

 
久しぶりに150人という数字を思い出し、
それでは今の私の150人はだれか
と列挙してみました。
 
焦りました。
なかなか100人を超えないのです。
親友と呼べる人は1-2人いれば十分
などとうそぶいているから
このような体たらくになってしまうのです。
 
多少知っている人を並べるだけなら
名刺管理アプリですぐにできますが、
多少その人の価値観がわかっていて、
気を使ったりしながら暮らしている人
となると、簡単ではありません。
 
自分は薄情な男なのかもしれないと反省し
うんうんうなりながら、
何とか100人にはたどりつきました。
 

 
そういえば、20歳代の頃、
人脈リストを作り、毎週・毎月・毎年など
会う頻度を決めて、
それを毎月見直している後輩がいました。
 
自分にはできないと敬遠していましたが、
60年以上生きていても
100人あげるのに苦労するのも
我ながらどうかと思います。
 
苦し紛れに、亡くなった人を
何人か入れることにしました。
 
すると、何人かすぐに上がってきました。
 
もう話すことはできませんが、
その人ならどう思うだろうか
と考えていることは間違いありません。
 
うん、これはこれで、
死者を意識する人間らしいリスト
と言えるかもしれません。
 
皆さんは何人あげられますか?
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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