人間が把握できる集団の規模
おはようございます!
人付き合いの人数には、上限があるらしい。
脳の大きさで規定されていると
山極先生が書いています。
700万年前から500万年前の間は、
ゴリラやチンパンジーと同じくらいの
脳の大きさで、集団サイズは
10~20人だったそうです。
その後、脳は大きくなり、
現代の1500CCになると、
集団サイズは150人くらいだそうです。
結構、少ないものです。
人間関係はそれだけ、
脳やエネルギーを使うのでしょう。
転職の主な理由は、
周囲との人間関係と言われますが、
さもありなんです。
私の体感では、
社員の数が100名を超えたあたりから、
マネジメントがしにくくなりました。
100名までは、
本人の実績・希望はもちろん家族構成から、
誰ちゃんと誰ちゃんは付きあっているが、
もう少しでわかれそうだくらいの情報は
なんとなく入ってきて、
アサインメントで気を使ったりしました。
*
久しぶりに150人という数字を思い出し、
それでは今の私の150人はだれか
と列挙してみました。
焦りました。
なかなか100人を超えないのです。
親友と呼べる人は1-2人いれば十分
などとうそぶいているから
このような体たらくになってしまうのです。
多少知っている人を並べるだけなら
名刺管理アプリですぐにできますが、
多少その人の価値観がわかっていて、
気を使ったりしながら暮らしている人
となると、簡単ではありません。
自分は薄情な男なのかもしれないと反省し
うんうんうなりながら、
何とか100人にはたどりつきました。
*
そういえば、20歳代の頃、
人脈リストを作り、毎週・毎月・毎年など
会う頻度を決めて、
それを毎月見直している後輩がいました。
自分にはできないと敬遠していましたが、
60年以上生きていても
100人あげるのに苦労するのも
我ながらどうかと思います。
苦し紛れに、亡くなった人を
何人か入れることにしました。
すると、何人かすぐに上がってきました。
もう話すことはできませんが、
その人ならどう思うだろうか
と考えていることは間違いありません。
うん、これはこれで、
死者を意識する人間らしいリスト
と言えるかもしれません。
皆さんは何人あげられますか?
今日もよろしくお願いします。
安島
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