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detectivemystery
新しさと古さの共存
おはようございます!
ポートフォリオは古典的な言葉です。
性質の違うものを取り込むことで、
リスクを分散するやり方です。
投資家の立場でいうと、
ローリスクローリターンの投資先と
ハイリスクハイリターンの投資先を
取り込んだり、
生活に欠かせない安定した食品会社と
時々大ヒットを飛ばすゲーム会社を
取り込んだりします。
その時、投資先会社の商品は単品だ
とわかりやすくなります。
投資先がポートフォリオを組んでしまうと
その組み方を理解しなければならなく、
二段階の理解が必要になるからです。
ポートフォリオの組み方を
考える投資家にとって、
投資先は単品である方が
理解しやすいものです。
投資先の栄枯盛衰に合わせて、
投資先を入れ替えていけばよいのです。
投資先の会社にとっても、
ひとつのことに専念した方が効率が良い
でしょうという考え方です。
選択と集中です。
*
一方で、その投資先の
会社にいる人にしてみると、
商品の栄枯盛衰にあわせて
転職していくわけにもいかないので、
ひとつの会社の中で
ポートフォリオを組もうとします。
はやっている事業で利益を得ながら、
次のはやる事業の種を取り込もうとします。
ここでの前提は、
会社は存続すべく努力をするということ。
そこで暮らす人がいて。
そこで伝統をつなごうとする人がいる。
共同体、ゲマインシャフトです。
しかし、投資家からすると、
わかりにくくなるので、
ここで軋轢が起こることになります。
*
投資家の場合、
お金をひとつの会社から引き揚げ、
別の会社に移すだけですから簡単です。
しかし、生身の人間が転職していくことは
それほど簡単ではありません。
ここが決定的に違います。
どちらの立場に立つかで、
新しさと古さの共存への考え方は
大きく違ってきます。
今日もよろしくお願いします。
安島