道具は思考を支配する
おはようございます!
例えば、日本語と英語です。
日本語は主語を省いて話すことがあり、
責任者をぼんやりとさせて
全体の空気感で行うことに向いています。
英語は違います。
また、英語のI(アイ)は
状況によって変わりませんが、
日本語は私、あたし、おいら、自分、手前、俺
と人間関係によって呼び方が変わります。
自己主張よりも、
周囲に気を使うようになります。
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メモ用紙がワードにかわり、
計算用紙がエクセルにかわり、
画用紙がパワーポイントにかわりました。
この変化で、私が感じるのは、
やり直しやすさです。
紙の場合、
まず全体を考えてから書き始めました。
原稿用紙に感想文を書く時
先生にそう教わりました。
しかし今は、まずは着手する。
はじめながら、考えを紡ぎ、
後から直していく思考が
多くなってきました。
最近はPC内でのファイル管理
に変化を感じます。
Googleが浸透するまでは、
ファイルはフォルダに分類して、
いつでも目視で取り出しやすいように
整理していました。
デスクトップが
ファイルで乱雑に埋め尽くされていると
整理ができない人だな、
頭の中も乱雑だろうと推測しがちです。
しかし、最近は検索に慣れてしまえば、
整理されていなくても
瞬時に取り出せます。
ファイルの中を目視で探すよりも
早く取り出せます。
私はこれにまだ慣れていません。
一方で、藤井聡太棋士は思考する時、
駒を盤上で動かすのではなく、
55飛車などテキストで思考するようです。
その方が脳内メモリを使わないとのこと。
私はそれがどのような世界か
まだ、想像できません。
道具は人間の思考方法に
大きな影響を与えます。
自分がどのような思考方法に
誘導されているか時々確認しておきたい。
今日もよろしくお願いします。
安島