偉い人のコミュニケーション
おはようございます!
入院した時の◯◯先生回診というものを
初めて受けました。
3-4人でバタバタと歩いてきて、
いきなりカーテンを開け、名乗りもせず、
「どうですか?」と話しかけ、
私がどなた様ですか?と聞く間もなく、
お付きの先生に傷口を見させ、その先生は
「あ〜、ダイジョーブ、大丈夫」と言って、
皆で去っていく。
それも、皆、大きな声です。
私は、これは何か?と考えました。
忙しい〇〇先生が
担当患者全員の話を聞いて
回れるはずはありませんが、
直接自分の目で見ることは大切です。
大きな間違いがあったら気がつけますし、
部下の医療スタッフに
緊張感を与えることも大切です。
その時間を確保しようとしてくれる
〇〇先生の気持ちはありがたいが、
それが患者には伝わりにくい。
もったいないことです。
*
東日本大震災の現地を
当時の菅直人総理大臣が視察した時、
被災者から
「もう帰るのか?
何も見てないじゃないか!」
と非難され、
あわてて被災者のもとに戻り、
すみませんと謝っていました。
パフォーマンスだと非難されていましたが、
私は気の毒だとも思いました。
教訓として導き出したのは、
バタバタとするようなスケジュールを
組んではいけないということです。
天皇陛下がたくさんの人の話を聞くために
バタバタとしている姿は
見たことがありません。
一つ一つ丁寧に対応している姿が
報道されています。
大ぜいを相手にするときは、
窓から手を振る対応をされています。
回診でどうしても
数をこなさなければならないならば、
いっそのこと、
ご挨拶に来ましたと言って名刺を渡し、
直接は部下の◯◯医師が診ますので
よろしくお願いします。
と挨拶回りだとしたほうが
良いかもしれません。
今日もよろしくお願いします。
安島