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偉い人のコミュニケーション

おはようございます!
 
入院した時の◯◯先生回診というものを
初めて受けました。
 
3-4人でバタバタと歩いてきて、
いきなりカーテンを開け、名乗りもせず、
「どうですか?」と話しかけ、
私がどなた様ですか?と聞く間もなく、
お付きの先生に傷口を見させ、その先生は
「あ〜、ダイジョーブ、大丈夫」と言って、
皆で去っていく。
それも、皆、大きな声です。
 
私は、これは何か?と考えました。
 
忙しい〇〇先生が
担当患者全員の話を聞いて
回れるはずはありませんが、
直接自分の目で見ることは大切です。
 
大きな間違いがあったら気がつけますし、
部下の医療スタッフに
緊張感を与えることも大切です。
 
その時間を確保しようとしてくれる
〇〇先生の気持ちはありがたいが、
それが患者には伝わりにくい。
 
もったいないことです。
 

 
東日本大震災の現地を
当時の菅直人総理大臣が視察した時、
被災者から
「もう帰るのか?
何も見てないじゃないか!」
と非難され、
あわてて被災者のもとに戻り、
すみませんと謝っていました。
 
パフォーマンスだと非難されていましたが、
私は気の毒だとも思いました。
 
 
教訓として導き出したのは、
バタバタとするようなスケジュールを
組んではいけないということです。
 
天皇陛下がたくさんの人の話を聞くために
バタバタとしている姿は
見たことがありません。
一つ一つ丁寧に対応している姿が
報道されています。
 
大ぜいを相手にするときは、
窓から手を振る対応をされています。
 
回診でどうしても
数をこなさなければならないならば、
いっそのこと、
ご挨拶に来ましたと言って名刺を渡し、
直接は部下の◯◯医師が診ますので
よろしくお願いします。
と挨拶回りだとしたほうが
良いかもしれません。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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