棲み分ける
おはようございます。
もうすぐ5月の連休です。
この季節、山の中は新しい草木が元気です。
特に、私は雨上がりの山が好きです。
雨が降っている間は、
狭いテントの中で雨の音を聞きながら
じっとしています。
雨の音がしなくなると、
テントの入り口から外を覗いてみます。
増水した川の音が大きく聞こえます。
頭を巡らすと
葉のきみどり色が目に飛びこんできます。
わあっと思いながら、
テントをでて、山をぐるりと見渡します。
目の玉が洗われるような新緑です。
雨でほこりが洗い流されて、
あたり一面が燃えるようなきみどり色です。
葉を近くでよく見ると、
一枚として同じものは無く、
微妙に大きさや、形が違います。
そして、日の光を浴びるためでしょう、
一枚として重なってはいません。
それぞれ、日の光を浴びられるように、
隙間を埋めています。
うまくできているなと感心します。
勝手に大きな葉っぱが
幅を利かせることはありません。
上位1%が80%の富を保有する
人間の世界とは違います。
山の中にいるとホッとするのは
人間が自然の一部だからでしょう。
今日もよろしくお願いします。
安島