ジョブ型組織は丁寧に論じたい
おはようございます!
人生は自分1人のものではない。
養老孟子さんがそう話されています。
それは子供たちの自死の問い
にもつながります。
自分1人のものだとすると、
自分の人生をどうするかは
自分の勝手でしょ?
そう問われて言葉を失うことになります。
アウシュビッツに閉じ込められた人が、
生きる意味は外部にあると言ったそうです。
生きる意味は自分一人では見出しにくい。
周りの人との関わりのなかで
生きる意味を見出すことができる。
人との関わりです。
家族であり、
一緒に暮らしている人
との関わりです。
*
最近、ジョブ型組織をつくれと言われます。
自分のすべきことを組織に売り、
その評価を受けて対価を得る。
組織は求める要件を明示し、
それを満たす人に対価を払う。
そうして、個人と組織のマッチングを図り、
新陳代謝をすすめます。
日本はそうでないから
ダメなのだと言われます。
共同体組織だからかダメだ
といわれます。
私はそこにダウトなのです。
24時間のうちおそらく
家族といるのと同じくらいの
時間とエネルギーを
仕事に費やしているでしょう。
それだけ時間とエネルギーを使えば、
共同体的な意識が芽生えて当たり前です。
そこに情が入り込んでこない人とは
どのような人なのでしょう。
そのような人と
私は付き合いたくありません。
私にとって仕事仲間は共同体です。
簡単に、切ったり貼ったりできるもの
ではありません。
ましてや、新自由主義の考え方の下、
非正規職員が40%近くを占める
ようになりました。
ジョブ型は十分すぎるほど
進んだのではないでしょうか?
そのデメリットも目につくように
なってきているのではないでしょうか?
ジョブ型余地が残っているとすれば、
非正規職員を使っている大企業でしょう。
そのあたりを細かく腑分けして
ジョブ型は論じたい。
今日もよろしくお願いします。
安島