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余白を残す

おはようございます!
 
「機能がごちゃごちゃとつきすぎている!」
時々、そうした厳しい商品評価を耳にします。
 
一所懸命につくった商品を
そう言われるとつらいものがあります。
科学技術が発達し、
できないことがないかのごとく、
できることが増えました。
そもそも、
商品は世の中にあふれかえっていて、
満腹状態です。
 
医療においても、
そこまで細かな医療データが手に入っても、
人間が意思決定をしなければ意味がない
ということがあります。
人間の意思決定がボトルネックなのであり、
データの問題ではない。
人間の進歩を科学の進歩が
追い越しているかのようです。
そうした時代に
私たちは立ってしまっているのです。
 
商品を使う側の立場に立てば、
よくわかります。
なんでもかんでも、あらかじめできますよ
と言われると
「う~~っ!うるさいっ!」
という気になってしまいます。
「少しは、こちらの気にもなってくれよ」
と思います。
 
商品には「余白」が必要になってきたのです。
使う人のアイデアや創意工夫の余地を
残しておいて、
その「余白」を埋めてもらう。
使う人の手触り感を大切にする。
 
たとえば、
人によって手帳の使い方は色々でしょう。
覗いたことはないけれど。。。
そのオリジナルな使い方をしてもらい、
自分の手帳としてもらう。
できれば、
その使い方を他の人ともシェアしてもらう。
 
一緒に商品をつくっていく感覚です
商品に物語を語らせていくのです。
手を抜くのではなく、一所懸命に考えて
「余白」をつくるのです。
 
過ぎたるは、及ばざるがごとし。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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