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usharp
社会的スティグマ(2)
おはようございます!
社会的スティグマという言葉は
あまり使いません。
昨日、この言葉を使いましたが、
私はなじみがありませんでした。
ただ、よくよく調べてみると、
私の仕事の領域である医療では
使われているようです。
例えば、ハンセン病患者への偏見。
ヨーロッパでは、ハンセン病患者に
ベルを持たせた時期があったようです。
日本でも、隔離政策がとられるだけでなく、
生殖機能まで除くことが行われていました。
ハンセン病だけでなく、
精神疾患もそうです。
メンタルが弱いのではないか、
しつけに問題があったのではないか
等々。
HIVも上げられます。
LGBTQもそうです。
最近ではコロナもそうでした。
感性経路が明確でなかったころ、
夜の街という言葉を
フリップに掲げた知事もいました。
スティグマはその烙印をおされると
そのこと自体が、
不調をさらに悪化させてしまいます。
社会が烙印を押すだけでなく、
自分が自身に押してしまう
こともあるでしょう。
さらに言うならば、
偏見と直接表現せずに、
スティグマとカタカナを用いて、
その意味を弱めることも
できれば避けたいものです。
社会的スティグマとは、
社会的偏見なのですから。
今日もよろしくお願いします。
安島