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外国の方の採用
おはようございます!
私が採用担当した
台湾の方と久しぶりに会食しました。
私の採用は、
徒弟制度にたとえられるような、
少し重めの採用です。
求職と求人のマッチング
というものではなく、
一人の弟子を取る、
一人の師匠を決めるというものです。
台湾の彼は
誰も振り向きもしない小さな会社に、
直接HPから応募してきてくれました。
その時の喜びは今でも忘れられず、
会う前から合格だと決め、
どうやって来てもらおうかと
思いを巡らしました。
私はアメリカで働くときに
とても苦労したので、
日本に来て言葉を覚え、
生活になれ、学校を卒業し、
仕事にまで付こうということだけで
採用に値すると考えています。
加えて、自分が苦労すれば、
他人の痛みにも思いをはせられます。
それで、台北にいる
彼のお母さまや前職の上司に
会いに行ったりして、
長く働き続けてもらおうとしたものです。
*
そんな彼との久しぶりの会食は、
あっという間の4時間でした。
自分でも不思議なくらい快適な時間で、
何がそんなにうれしいのだろう
と思い返しています。
私には、
彼にまだまだ伝えきれていない、
心の機微のようなものが
たくさんありました。
採用の時に何を心配していたのか。
あのプロジェクトは何故うまくいったのか。
あのプロジェクトは何故今一つだったのか。
自主性の担保と方針の統一のトレードオフ。
彼の付加価値を何ととらえているのか。
イスラエル出張で台湾を思ったこと。
箱根合宿で気が付いたこと、
等など
それを丁寧に語る機会が持てたこと。
それを、興味深く聞いてくれたこと。
また、逆に、
彼の心の機微を語ってくれたこと、
聞けたこと。
総じていえば
そうした深い話ができるようになった
熟成された時間と空間が
心地よかったのでしょう。
そうした彼が語ってくれる、
現在の中国・台湾・韓国・日本の見え方も、
とても貴重なものでした。
今日もよろしくお願いします。
安島