ジャーナリストの脱皮と変身
おはようございます!
40年前のことを思い出します。
コンサルティング会社の後輩が、
家のPCから、会社のPCに、
何かのデータを電話回線で送信しました。
朝、家を出て、会社につき、PCを確認して、
まだデータが届いていないなあと
残念そうにしていました。
お昼過ぎには、そのデータは
会社のPCに着いたと喜んでいました。
データ通信を試していたのでしょう。
私は、けったいなことをしているなと
思っただけでした。
その頃は、東京証券取引所で
財務諸表をコピーするだけで一日かけ、
充実感を味わえました。
そして今は、隔世の感があります。
いまは、ネットをたたけば、
あふれるばかりの情報があり、
クライアントもすでに手に入れています。
山ほどの情報がある中で、
何か面白い情報がないか?
面白いアイデアはないか?
と問われ苦労します。
経営戦略コンサルタントの付加価値は
変わっていきます。
*
ジャーナリストの付加価値も変わります。
テレビの記者が、台風の中、
ヘルメットをかぶり雨に打たれながら、
実況中継をしています。
現場の状況を伝える価値と言いますが、
そのような映像は一般市民から
いくらでも手に入ります。
現場の記者は、
情報を山ほど持つ本社からの指示で、
あそこへ行け、ここへ行けと言われます。
ジャーナリストの付加価値も
変わっていくのです。
*
昨日、日本外国特派員協会は、
日本に来る記者が減り
運営が大変だと書きましたが、
原因はJapan Passingだけではなく、
ネットの普及で協会自体の付加価値が
薄れてきたことも大きいのだと思います。
日本から海外に発信をしたい
独立系記者の支援など
試みてもよいでしょう。
ここでも、脱皮と変身が求められています。
今日もよろしくお願いします。
安島
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