見出し画像

ジャーナリストの脱皮と変身

おはようございます!

40年前のことを思い出します。

コンサルティング会社の後輩が、
家のPCから、会社のPCに、
何かのデータを電話回線で送信しました。
朝、家を出て、会社につき、PCを確認して、
まだデータが届いていないなあと
残念そうにしていました。
お昼過ぎには、そのデータは
会社のPCに着いたと喜んでいました。

データ通信を試していたのでしょう。
私は、けったいなことをしているなと
思っただけでした。

その頃は、東京証券取引所で
財務諸表をコピーするだけで一日かけ、
充実感を味わえました。

そして今は、隔世の感があります。

いまは、ネットをたたけば、
あふれるばかりの情報があり、
クライアントもすでに手に入れています。

山ほどの情報がある中で、
何か面白い情報がないか?
面白いアイデアはないか?
と問われ苦労します。

経営戦略コンサルタントの付加価値は
変わっていきます。



ジャーナリストの付加価値も変わります。

テレビの記者が、台風の中、
ヘルメットをかぶり雨に打たれながら、
実況中継をしています。

現場の状況を伝える価値と言いますが、
そのような映像は一般市民から
いくらでも手に入ります。
現場の記者は、
情報を山ほど持つ本社からの指示で、
あそこへ行け、ここへ行けと言われます。

ジャーナリストの付加価値も
変わっていくのです。



昨日、日本外国特派員協会は、
日本に来る記者が減り
運営が大変だと書きましたが、
原因はJapan Passingだけではなく、
ネットの普及で協会自体の付加価値が
薄れてきたことも大きいのだと思います。


日本から海外に発信をしたい
独立系記者の支援など
試みてもよいでしょう。

ここでも、脱皮と変身が求められています。

今日もよろしくお願いします。

安島

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?