キャリアに関する理論3 - フランク・パーソンズ
理論的背景
理論の特性(職業選択の理論(特性因子理論))
著書『Choosing a Vocation(職業の選択)』
ただ仕事に就くのではなく、自分に相応しい職業を選択するのが望ましい
職業選択は自分を偽らず慎重に自己分析し、かつ指導を受けること
幅広く職業分野を調べ、就きやすさや偶然いつけたもので妥協しない
職業や成功の条件などは研究している専門家の助言を受けるのが、安全で望ましい
自己分析は紙に記すことが必要
職業指導運動
1908年ボストン職業局を開設したことに始まり、
「丸い釘は丸い穴へ」というスローガンの元に、
ハイスクール卒業生を適材適所に就職させようとした。
パーソンズの職業相談(vocational guidance)は、工場や事務所、商店などに雇われようとする少年とその父兄に対し、個別的な相談をして就職や転職の忠告を与えるものであった(職業指導&カウンセリングの起源)
※指示的アプローチであり、今のカウンセリングにはそぐわない
理論上の主要概念
職業選択における3つの要素
1.自己理解
自分の適性、能力、興味い、希望、資源、限界、その他脂質についての自分自身を明確に理解する
2.仕事理解
さまざまな職種に関して、メリット、デメリット、成功に必要な条件、報酬、就職の機会、仕事についての展望などの将来性について調べる
3.推論
自己理解と仕事理解で把握したことを組み合わせ、合理的な推論を行う