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紙のまちデザイナー タカショーが尊敬するデザイナー part.1 GRAPH 北川一成
昨年の1月24日、この紙のまちにGRAPH(株) 北川一成氏を所属団体の例会に講師としてお招きしました。(僕の熱望に付き合っていただいた方にはとても感謝してもしてもしきれません・・・)
北川さんは国際グラフィック連盟会員の一員で、現代の日本を代表するデザイナー。
捨てられない印刷物を追求、「経営資源としてのデザインの在り方」を提案。地域の中小企業から海外の著名高級ブランドまで、数多くの仕事を手がけている。
自分も専門学生時代にたまたま見に行った展示会で度肝をぶち抜かれ、一瞬で虜になったことを鮮明に覚えてます。
公演内容も視覚を通じてのデザインの伝達ルートや消費者心理といった、難しそうな内容を、ユーモアたっぷりにゆるーく、とても分かりやすくお話いただき、改めて北川さんが「正真正銘のデザインのプロ」だということをまじまじと理解させられました。
北川さんのお話を聞くと、デザインに興味がなくとも、「あぁ〜、こうだからこの商品を買ってしまっているのか」と気づかされるポイントが必ず【良い】デザインには存在するということに気づかされます。
この変なホテル、実は北川さんがブランディングを手掛けています。
この裏話もめっちゃ面白い。気になった方はググってください。
北川さんのデザインは「違和感」=「記憶にのこる」を大変うまくコントロールされたデザインが多いです。
また、平等院鳳凰堂で売られている(いた?)【平等院鳳凰堂消しゴム】
年間約1万5000個売れているそうです。
なぜ観光スポットで消しゴムがそんなに売れるの!?
とおもうんですが、そこには明確な根拠がありました。
1.重量が軽い
2.お土産の平均相場で比較的安い(@350円)
3.箔押しと和のコラボで高級感がある
4.インバウンド客への圧倒的なインパクト
また、修学旅行で訪れる小学生たち一人当たりの、一箇所で自由に使える予算が500円と設定されており、その中の対象に当てはまること、も意識されたそうな。
よくわからないが売れている、すごい、なんでだろう?を組みほどいて行くとこんなトリックがありました。
しかも、箔押しがGRAPHにしかできない立体箔押しという新技術。
この価格でそんなすごいものをさらっと企画していることに、やはり印刷会社とデザインがマッチして両者が研究開発していることはとんでもない武器だな、と感じました。
あと、これもおもろい
成安造形大学の新ロゴのお話。
画像クリックで由来が見えます。
これは記号の組み合わせとして商標をとったりが難しかったそうですが、このロゴのそうした申請方法や、手続きに躍起になるうち「特許は取る、ではなく、守ることなんだ」と言うことを感じたそうです。
このロゴに込められた想いや考えを守るために自分はこの仕事をしている。と。
このロゴを守るコトに視点を合わせ、なぜこのロゴでないといけないのかを見える化したところうまくいった。
ということでした。
なーんか全部かっこいいですよね。
本当に憧れます。
以上、紙のまちデザイナー タカショーが尊敬するデザイナー part.1でした♩
それではみなさま、ご安全に♩
(もっとちゃんと勉強すればよかったなぁw)
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