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設計といっても種類があるんです①

昨日まで、地震でも安心できる家
にするための方法についてお話ししました。

構造計算すればいいんでしょ?
なんてシンプルな内容でもないので、
気になる方は、読み返していただけると
いいかなって思います。

さてさて。
今日からは、全然違うお話ししていきます。

家づくりでは、実際に工事をしていく前に、
どんな間取りで、どんな仕様にするのかを
打合せしながら、その内容を図面にしていきます。

そのプロセス全体を「設計」といいます。

そんなこと知ってるよ!って
声が聞こえてきそうです(笑)

でも、実は。
設計の中には、大きく二つのプロセスが
あったりします。

基本設計と実施設計(じっしせっけい)です。

大雑把な言い方で違いを説明すると。。

基本設計は、家の方向性を決めるプロセス。
実施設計は、詳細な内容を決めるプロセス。

???
と思ったかもしれないので。
キッチンで例えてみると。

基本設計では、どんな大きさ、仕様のキッチンが
LDKの中の、どの辺りにあるのかを作図します。

この段階では、この「辺り」にある。
それくらいのことが決まっていればいい。

では。
実施設計ではどうなのか?

そのキッチンがLDKのどの位置に設置されるか。
どこを基準にその位置が決まっているのか。
周りとの有効寸法がどうなのか。
キッチン周りの壁のどの範囲がキッチンパネルか。
そのパネルの割付がどうなのか。
等など。。

工事する際に必要となる情報を図面として
記載されています。

実は。。

実施設計の内容がすべて決まってなくても、
家を建てるために必要な法的な手続き
(確認申請)を通すことはできます。

そう。
工事の着工ができるんです。

だったら、実施設計は必要ないんじゃない?
って思うかもしれませんね。

それ。ビンゴです(笑)

分譲住宅とか、一部の工務店(といっても多い)
の設計図面というと、基本設計のみの場合も。。

だって。
申請に必要ないから、わざわざ作図する
必要ないでしょう?

そんな感じなんだと思います。

ほんとにそれでいいのか。
その辺を明日以降で、お話ししていきます。

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