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地震でも安心な家づくりのこと⑦
昨日は、三つあるうちの一番詳細な
構造の検討方法についてお話ししました。
メッセージで直接、いろんな質問を
いただいてるのですが、その辺は、
また改めて、まとめてお話ししますね。
メッセージいただいた方々には
少しお待たせしてしまいますが、
ご了承ください。
ちなみに。
基礎のお話しは強烈だったみたいですが。。
あまり不安がらず、設計の依頼先に
相談してみてくださいね。
さて。さて。
今日は、少し話を進めていきましょう。
そもそも。
地震に強いという切り口の基準となるもの
についてお話ししてきました。
基準といいつつ、検討方法で、実際は、
曖昧な感じが多かったりすることは
理解していただけたと思います。
その上でのお話しですが。。
地震へ対抗するため、基準以上の強さにする
という意味で、耐震等級という指標があります。
以前お話しした通り、1から3があって、
3が一番頑丈ということを示しています。
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耐震等級の2とか3って。
構造の検討方法のうち、3つ目の方法だけでなく、
2つ目の方法でも、その等級表示ができるんです。
ここまでの話をご存じの方からすると、
少し不思議な感じがするかもしれませんが。。
三つ目より二つ目の方が検討が簡易なこともあって、
こちらの検討方法で、耐震等級2とか3と表示してる家
って、かなりな量になっていると思います。
最小限の労力(+経費)でお墨付きが取れますから。
それを否定するつもりはありません。
ただし。
検討方法二つ目と三つ目とで算定した、耐震等級は
等級が同じだとしても、頑丈さという意味では、
やはり差があるのは間違いありません。
家って。
ビルみたいに標準化されず、個々人で全然違うので、
実際の暗い方に応じた検討結果の方が、
精度が高いのはご理解いただけますよね。
精度が高いと、より実情に近くて、
より根拠がハッキリとした設計になっています。
大事な家づくりですので。
個人的には、そちらの方がオススメです。
耐震等級のお話しで、もう一つ話題になることがあります。
それについては、明日お話ししますね。