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地震でも安心な家づくりのこと⑪

昨日は、構造計算をして、等級を3にする
ことはいいのですが、それだけが最善という
わけではないんですよ。

あくまで、計算を依頼する側が、
どう基準を設定するのかで、変わってきますよ。

そんなお話しでした。

なので。
もし、地震にも安心できる家にしたい!
ということであれば、構造についても理解が深い、
つくり手を探すといいかなと思います。

今日は。
地震に安心な家という意味で、よく聞かれること
についてお話ししておきたいと思います。

地震に強い家を探して、いろいろ調べていると、
耐震等級のお話し以外で、もう一つ切り口があります。

よくあるのは。。
○○工法という名前のついたものです。

ハウスメーカーの中にも、いろいろありますよね。

住宅展示場を見学しにいったり、ネットで検索すると、
いろいろ強そうな工法を採用しています。

特に。
住宅展示場を見学すると、営業担当の方が、
いかに地震に強いのかをアツく語ってくれます。

他社と違って、ここがあるから、強いんだとか。
特許取った工法なので、うちのオリジナルだとか。

そのせいか、
初めてお会いした方々から、よく聞かれることの一つ。

「ナイトウさんのところでは、○○工法で建てれないですよね?」

「建てれないですよね?」って聞く時点で、
かなり念入りに刷り込まれてるな(笑)って思います。

その会社でしかできない。
そんな言い方をされたからでしょうね。

ちなみに、結論からいうと。。

いろいろ知っていれば、ある程度、誰でもできること
だったりします。

えぇ?って思ったかもしれません。

もちろん、特許等があれば、全く同じことはできませんよ。
でも、同等の効果が得られる方法がないわけではありません。

「いろいろ」といったのは。。
そもそも、その工法の内容を理解していることと、
いろんなつくり方について、知識が必要ですから。

別に、それを知らなくても、耐震等級3の家は
できますから。

少し話を戻しましょう。

先ほどお話しした、問いかけをされた時の私の回答は。

「その工法である必要ってありますか?」

です。
特定の工法にするから、地震に強い。
そうとも言い切れないこともありますから。

同等以上の強さが実現できれば、
特定の工法にこだわる意味はないですよね。

ちなみに。特定の工法にこだわると、
その工法を取り扱うHMや工務店でしか工事できないので、
構造以外の価格も割高になりがちです。

同等の強さがあって、価格も適正にできるのであれば、
その方がよいのでは?と思います。

ただ。
その工法を気に入っているということであれば、
それはそれで正解なんだと思いますので、
取り扱いのあるつくり手との家づくりがオススメです。

詳しい人に相談してみる。
それが一番かなって思いますよ。

明日は、耐震、制震、免震のお話しです。
お楽しみに。

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