玄関収納のお話し⑨
昨日は、シューズクロークみたいに、
玄関収納を部屋にする際、戸が必要か?
という内容でお話ししました。
戸があって当たり前。
ということでもないんですよね。
どんな使い方をするのか、
何を大事にするのかで、戸の必要性が
変わってきますよ。
そんなお話しでした。
今日は、玄関収納について最後となります。
いくつかについて順にお話ししていきます。
まず最初。
コート掛けについてですね。
シューズクロークと合わせて設置する
機会が多いものとして、コート掛けがあります。
以前お話しした通り、アウター等を
玄関先で脱いでおけると便利に感じる方。
結構多いですね。
冬の時期はアウター使うのは外だけですし、
花粉の季節は室内へ花粉を持ち込まないためにも
玄関先が合理的。
そうそう。
敢えて、「玄関先」といったのには意図があります。
ポイントは二つ。
一つは、昨日話題にもなりましたが。。
シューズクローク内は、独特な香りがあります。
換気扇付けたりして対策はするものの、
香りが全くアウターに影響しないわけでもなく。。
気になる方だと、アウターを置かなくなって
しまうことも。
もしその可能性があるのであれば、
コート掛け部分だけには戸を付けてみたり、
シューズクロークの外に計画する
といったことを考えてもよいでしょう。
それともう一つ。
靴を置く棚の奥行って、30cm-35cm程度なので、
そこに並んでコート掛けをつくると。。
アウターが通路に飛び出してきて
通行時、身体に当たったりすることもあります。
なので。
あまり窮屈な感じで、通路スペースを計画しないこと
が大事になりますね。
ちょっとした間取りの工夫で、余計に広くせず
まとまったシューズクロークにすることも可能なので
設計士さんに相談してみてくださいね。
コート掛けはこれくらいにして、次のこと。
もう一つは。
壁の仕上げ等についてです。
屋外で使うモノを収納することから、
例えば、靴に土がついたまま収納すると、
壁についたりしますよね。
なので。
壁を白等にせず、モルタルや木目なんかにして
汚れが目立たないようにする方が多いですね。
掃除しやすさから、ビニルクロスは多いですが、
消臭を意図して、珪藻土や漆喰にする方もいます。
それと。
壁を部分的に、穴の開いたボード(有孔ボード)
にする場合もありますね。
フックをつかうと、いろんなモノを壁に掛けれて
便利なんですよ。
それ以外にも、マグネットボードを採用すると、
磁石使って、いろいろ張っておいたりできて
すごく便利だと思います。
玄関収納。
こうやって考えてくると、意外にも奥が深いですね。
どんな使い方をしたいのか。
しっかりイメージしながら、決めてくださいね。
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