![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/151647302/rectangle_large_type_2_fb52f0d842e7bd5e6c879d98cf0f9091.jpeg?width=1200)
家でピアノを愉しむには?⑦
昨日は、広さや遮音レベル含めて、
自由に設定できる、オーダーの防音室について
お話しました。
家を鉄筋コンクリート造にできるなら
シンプルに防音室はできますが、
家全体のコストがアップしてしまうため、
木造を視野に入れた計画がよいかも。
それと、これまでで一番すごい
防音室についてお話したところでした。
今日はその続き。
110dBの大爆音を30dBまで減衰させた。
そんな防音室が、どんなふうにできてるのか?
あまり細かなことまではお伝え出来ませんが、
想像しやすいよう、ザックリとお話しますね。
まずは、出入口。
出入口って、どうしても音が漏れやすいです。
防音室によく使うドアというと、
DAIKEN工業というメーカーの防音ドア。
グレードがあって、ある程度は性能確保できます。
ただ。
こちらの家では、性能が全然不足してしまうため
鉄製でしっかり遮音できるドアが二重でした。
ものすごく重厚な感じのドアが二枚ですから。
![](https://assets.st-note.com/img/1724367480400-BpcPJhjnkZ.jpg)
それに。
室内には、窓もあったんですけど、
そこはどうなっていたのかというと。
すごい枚数のガラスと窓で、開閉はできません。
ガラスの枚数というよりは、ガラスとガラスの間の
空気層が多層になっていることが大事なようです。
その他、壁とか天井は見た目普通なのですが、
その中身がすごいんですよね。
ビックリするくらいの石膏ボードとグラスウールが
何層にも重ねていて、面密度を高くすることで、
音を遮断していました。
一番大事なのは、本体と防音室を切り離していること。
発想としては、規格型の防音室と同じかもしれません。
家の部屋の内側に、縁を切った部屋をつくる感じ。
接すると、振動が伝わってしまうので。
ただ。
部屋の大きさに合わせてつくることができるので、
希望の広さを確保しやすいですよね。
![](https://assets.st-note.com/img/1724367480423-V1KgAMLQ5E.jpg?width=1200)
細かなところは、もっといろいろありますが、
おおよそのイメージは共有できたかなと思います。
このスペシャルな防音室。
いったいいくらくらいするんだろう??
と思っているんでしょうね。
参考までにお伝えすると。。
数百万円になりますね(こだわりしだいではもっと)
ただ、グレードを選べば、費用は抑えらると思います。
それと。。
こういったスペシャルな防音室をつくるときは、
そういう専門の会社に依頼するのがオススメ。
ヤマハとか主要なメーカーでなくても、
専門で経験豊富な会社であれば、よりコストを抑えて
防音室を実現できます。
どの会社がいいのか。
見極めるのって難しいと思いますので、
詳しい設計士とかに聞いてみるといいでしょう。
私も、防音工事となったら、ここという会社は
いますから。
長くなりましたが。
家をピアノを愉しむには。
どのレベルで楽しみたいのかで、いろいろ方法あります。
詳しい方に相談しながら、設計進めていくといいですよ。
ということで、このお話は、ここまで。