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家でピアノを愉しむには?⑦

昨日は、広さや遮音レベル含めて、
自由に設定できる、オーダーの防音室について
お話しました。

家を鉄筋コンクリート造にできるなら
シンプルに防音室はできますが、
家全体のコストがアップしてしまうため、
木造を視野に入れた計画がよいかも。

それと、これまでで一番すごい
防音室についてお話したところでした。

今日はその続き。

110dBの大爆音を30dBまで減衰させた。
そんな防音室が、どんなふうにできてるのか?

あまり細かなことまではお伝え出来ませんが、
想像しやすいよう、ザックリとお話しますね。

まずは、出入口。
出入口って、どうしても音が漏れやすいです。

防音室によく使うドアというと、
DAIKEN工業というメーカーの防音ドア。
グレードがあって、ある程度は性能確保できます。

ただ。
こちらの家では、性能が全然不足してしまうため
鉄製でしっかり遮音できるドアが二重でした。

ものすごく重厚な感じのドアが二枚ですから。

それに。
室内には、窓もあったんですけど、
そこはどうなっていたのかというと。
すごい枚数のガラスと窓で、開閉はできません。

ガラスの枚数というよりは、ガラスとガラスの間の
空気層が多層になっていることが大事なようです。

その他、壁とか天井は見た目普通なのですが、
その中身がすごいんですよね。

ビックリするくらいの石膏ボードとグラスウールが
何層にも重ねていて、面密度を高くすることで、
音を遮断していました。

一番大事なのは、本体と防音室を切り離していること。
発想としては、規格型の防音室と同じかもしれません。

家の部屋の内側に、縁を切った部屋をつくる感じ。
接すると、振動が伝わってしまうので。

ただ。
部屋の大きさに合わせてつくることができるので、
希望の広さを確保しやすいですよね。

細かなところは、もっといろいろありますが、
おおよそのイメージは共有できたかなと思います。

このスペシャルな防音室。
いったいいくらくらいするんだろう??
と思っているんでしょうね。

参考までにお伝えすると。。
数百万円になりますね(こだわりしだいではもっと)

ただ、グレードを選べば、費用は抑えらると思います。

それと。。

こういったスペシャルな防音室をつくるときは、
そういう専門の会社に依頼するのがオススメ。

ヤマハとか主要なメーカーでなくても、
専門で経験豊富な会社であれば、よりコストを抑えて
防音室を実現できます。

どの会社がいいのか。
見極めるのって難しいと思いますので、
詳しい設計士とかに聞いてみるといいでしょう。

私も、防音工事となったら、ここという会社は
いますから。

長くなりましたが。
家をピアノを愉しむには。

どのレベルで楽しみたいのかで、いろいろ方法あります。
詳しい方に相談しながら、設計進めていくといいですよ。

ということで、このお話は、ここまで。

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