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家の当たり前を考え直してみる⑭(ダイニング)

先日から、少し変わったお話。
よく考えてみると、家って、いろんな当たり前を
積み重ねてできているんですよね。

その当たり前を外してみると、自由な家づくりになる
なんてこともありますから。

昨日まで、浴室についていろいろお話しました。
浴槽のこと、シャワーブースのことについて。
もしかすると、シャワーブースだけでいい!
なんて方も出てきそうなので、ぜひ考えてみてください。

今日から違う場所のお話です。
どこかというと、タイトルにある通り、
ダイニングについてです。

みなさん。
ダイニングっていうと、どんな空間を思い出します?

キッチンの近くに、4人掛け、6人掛けのダイニングテーブルと
ダイニングチェアが必要な分おいてありますよね?

家族みなで、食卓を囲んで、楽しく食事する。
素敵なヴィジョンです。

それって当たり前の光景だし、それ以外の形があるの?
って思う方が多いんじゃないでしょうか。

では。順にお話していきますね。

突然ですけど、サザエさんの家を想像してください。

家族みなで食事するシーンを思い出してみると、
テレビのある部屋で、大きなテーブルを囲んで
床に座っています。

こんな感じです。

これって、かなり古くて、昭和な感じだから、
今の暮らし方には合っていないでしょう。
そんな印象を持ってると思います。

でも。
少し考えてみてください。

新しく家づくりされる方の中には、
コタツが大好きな方って意外にいたりします。

断熱気密性能がいいから、エアコンでOKなので、
コタツはいらないでしょう。

それも一つの考え方なんですけど、
コタツに座ったり寝転がったりするのも
魅力的な暮らし方の一つだと思いますよ。

LDKとは別に、サブでコタツスペースをつくる。
そんな方もいれば、掘りごたつをつくって、
リビングとダイニングを兼用してしまう方もいます。

掘りごたつといっても、床に掘り込んでる形だけでなく
小上がりみたいになってるパターンもありますから。

例えばこんな感じ。

これなら、リビングとして、ダイニングとして使えます。
それって、サザエさんの茶の間と同じ発想ですから。

ダイニングには、テーブルとチェアがあって、
そこに座って食事をする。

その当たり前を、少し外してみると、
もっと違う食事空間ができると思いますよ。

みなさんはどう思いますか?

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