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巾木って何とかなりませんか?②
昨日かあら、内壁と床の取り合いにある、
巾木をなくせないのか?
そんな問いかけへどうお答えしたのか
についてお話しています。
そもそも。。
巾木って、なんであるんだと思いますか?
もし。
なくていいなら、やめてしまえばよいはず。
よく言われる巾木の役割の一つは。
壁を保護するためです。
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掃除の際、掃除機が壁に当たると、
傷がついたり、汚れたりしますから。
巾木って、壁紙と塗り壁とかと比べて、
堅く拭き取りしやすい素材になってます。
もし、それだけなら。
気を付けて掃除するからなしでいいです。
という方がいてもおかしくないですね。
ただ。もう一つ役割があるんです。
床と壁の素材って、違うことが多いです。
例えば、床はフローリングで壁はクロスとか。
もし、巾木がないとすると。。
床と壁の接点がきれいに仕上がりません。
床は、ある程度まっすぐに仕上がるのですが、
壁紙とか塗り壁は、かなり難しいです。
頑張ってまっすぐに仕上げようとしても、
人がやることなので、限界があるんです。
実際、ほんの少しでもまっすぐでない箇所が
あると、ものすごく気になります。
仮に、隙間があいたりすると、コーキングで
埋めたりすることになると思いますが。。。
それこそ、コーキングに埃が付着して、
取れにくくなって、汚れていくことに。。
それ。困りますよね?
ちなみに。
塗り壁の時は厚みを完全に均一にできない
ということで、巾木がないと、床付近で
壁が波打って見えてしまいます。
以上から、かなり小さくてもいいので、
巾木はあった方がいいと思いますよ。
少し余談ですが。。
巾木と同じく、壁と天井の取り合いには、
廻り縁という部材を取りつけます。
でも、最近は、取りつけないことも
多くなっています。
その理由は。
見た目がスッキリするし、コストも
下がるというもの。
ただ。
壁と天井の素材が、クロスとか塗装とか
同じであれば、なしでもいいのですが、
異素材であれば、入れておく方がいいです。
床のお話で出ましたが、
ちょっとした不陸がかなり目立つので。
巾木が必要だということは理解できたと
思いますので、どんな巾木があるのか。
明日以降で、具体的にご紹介していきます。