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「この土地っていいと思います?」③

昨日は、タイトルの問いかけをされた時、
私がいくつかの視点からお答えしたうち、
一つ目のお話をしました。

その説明のため、日当たりのよくない土地を
敢えて選んで購入されたお客様のお話を
しました。

「一般的には」、日当たりがよくない土地は
好まれないのですが、このお客様には最善。
というところまででしたので、その続きです。

そのお客様。
直接光は特に重要視していないんです。
しっかりと照明が行き届くように計画すれば
明るさは確保できるのでOK。

ただ窓は欲しいんですと。
その窓は、採光ではなくて、風通しのため。

窓より壁の方が断熱性がよいので、
窓が少ないことは、有利に働きます。
快適さにも直結するなら、なおさらいい。

ネガティブな意味ではなくて、ポジティブに
その土地がいいということだったんです。

何を求めるのかで最善は変わります。

なので。万人に「いい」条件の土地って、
ある意味存在しないんです。

なので。
私は、土地探しからご一緒する場合には、
探す前に、どんな家づくりをしたいのかを
ヒアリングさせていただきます。

ザックリではなく、しっかりと。

それがないと、その方にとって一番いい土地
っていうのは、発見できないんですよね。

不動産会社や工務店が提案するとしても、
細かく何も聞かず、「いい」土地だって
紹介する場合って、そうでないケースもあるので、
注意が必要です。

もしかすると、あなたにとって最善ではなくて、
「なんとなく一般的に」いい土地を紹介しているかも。

ちなみに。
土地を探してきて、お客様の御提示するとしたら
「いい」土地でないとは言いませんよね。

以前、ご相談いただいた方で。。

いくつかのハウスメーカーや不動産会社に声かけて
土地を探してもらっていたんです。

毎週末、みなさんが「いい」土地情報をもって、
ご自宅へ来られたそうです。

みながいい土地っていうけど、どれがいいのか
わからないんです。

ということで、ご相談いただいたことがありました。

結果どうだったかって?
その方の御要望をうかがった上で、その時にあった
土地情報を全て見ましたが。。。

要望の家づくりができる土地は一つもありませんでした。

話が逸れてしまいましたが。。

最善の土地との出会いには、要望をしっかり伝えること
がとても大事なことなんです。

ということで。
明日は二つ目の大事なポイントをお話します。

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