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90年代の音楽を知らないアナタへ その63 TORN(97)/NATALIE IMBRUGLIA 飲料水のCM起用は日本人にウケる
この曲を知っている人はコカコーラ・ボトラーズ「ちょっとカオル」のCMに起用されたのを聞いていたからだろう。CM曲としてのインパクトは絶大であり、キャッチーでポップなメロディとアレンジが飲料業界のポジティブなキャラクターを印象づけた良いコラボだった記憶がある。
この歌は意外にアメリカでも健闘し、大ヒットしている。オーストラリア出身のナタリーが国際的に成功した初の曲であり、グラミー賞にも見事ノミネートされたことでアイドル歌手の枠を超えた人気を得ることになったことは、本人が一番驚いてたのかも知れない。
日本人にとってこの手の歌詞はかなり複雑で、意味を把握するのに時間がかかるのに受け入れられたのは美メロの賜物だと思う。普段英語なんてちんぷんかんぷんの友人もこの曲は知ってるし、なんなら空耳で歌えるほど脳裏にこびりついているほど。こうなってこそ真のヒット曲だど、97年当時はひとりしみじみ感じていた。