独り言をやめてもらう方法
昨日遅く寝たのに早く目が覚めてしまってとにかく眠い一日になってしまいました。
キッチンには娘が夜中に飲み散らかした低脂肪乳の空パックや空のピッチャー。ご飯を炊くのもかったるいです。
娘が起きてきたのでクスリを飲んでもらいます。自主的にキャベツ太郎の大袋から小袋を取り出す娘。今日の朝食もキャベツ太郎。毎日朝食はキャベツ太郎。
それだけというわけにも行かないので業務スーパーのベルギーワッフルを温めました。それでも足りないのでフルーツグラノーラ。これで足りたんじゃなかろうか。
私の朝食はフルーツグラノーラのみ。食欲がありません。手のひらが熱いので風邪薬を飲んでおきました。
「今日はさ、午後、病院ね」
「んあ」
午前中は洗い物をして洗濯をして。洗濯はそのまま洗濯機ではなく娘の生理の血が着いた下着やパジャマを手洗いして漂白剤に漬けてから念入りコースで。念入りコースが終わってから今度は洗剤なしでお急ぎコース。これでしっかりすすげたはず。
洗濯日和なのでベランダに干したいのですが、今日と明日は工事です。なので乾燥機。娘の下着やパジャマだけでなく私のTシャツポロシャツもたまに天日干ししたいです。紫外線の殺菌や漂白効果は侮れないです。
「お昼、おにぎりでいい?」
「いいよ」
ゴミ出しのついでに買い物へ。新しいスーパーのセルフレジ、慣れてきました。他の客もセルフレジでの会計が増えてきた感があります。スーパー側はレジ要員をどれだけ減らせるかってことなんだろうなあ。今のところはうまく行ってるようです。
昼食はおにぎりと唐揚げと漬物。
「おにぎり選んで」
「みっつ食べていいの?」
「ふたつだよ。ひとつはパパの」
みっつとも自分のだと思ってたのか。娘の何の気なしの強欲にはたまに驚かされます。
パスの時間を調べます。それに合わせて着替えてもらってトイレにも行ってから出発。
「今日、外まぶしいから、サングラス持ってくよ」
「わかった」
外は抜けるような青空。強い日差しに目がやられそう。娘も私もサングラス。娘には私がいつも使っている帽子もかぶせました。丸顔が際立つ。マスクも装備しているので怪しいです。
バス停のそばの建物の陰でバスを待ちます。来ました。娘はモバイルSuica、私はPASMOです。
病院。採血。薬局。またバス。帰りは娘は帽子のみ。サングラスはなんか違うのかも。バスの中は涼しくて生き返ります。帰宅。すぐに全部着替える娘。上は半袖のロングTシャツでした。それでも暑かったのかも。
私も疲れたようで、椅子に座ってほとんど寝ているような状態。
娘が部屋から出てきて居間のソファベッドに寝転がりました。そして独り言を喋り始めました。
「パパがいる時は喋るのやめて」
やめない娘。何度も「やめて」と言う私。和室に移動した娘。そこでも小さな声で喋ります。
「だからパパがいる時は喋るのやめてって」
娘は喋るのをやめて、声の代わりに鼻歌のような音を出し始めます。
「だからそういうのもやめてって」
その次は口から小さく「ッシュッ」「ッシャッ」みたいな感じで息を吐き出します。
「それもやめろッ」
なんかもう自制できずにむすめをぶん殴ってしまうのではないかというぐらい怒りが込み上げてしまいましたが、なんとかギリギリ思いとどまりました。
「あのね、パパがいる時は、喋るのだけじゃなくて鼻から音出したり口の間からシュッとかシャッとか音出すのもやめて。お願いだからやめて」
娘は自分の部屋に戻りました。そしてそこで小さな声で喋り始めました。
「だからさ、喋るのやめてって。部屋だからとかじゃなくて、パパがいる日は家の中のどこでも喋ったり鼻から音出したり口からシャッとかシュッとか音出すのもやめて」
ここまで言ってもやめてはくれないのです。
どうしたらいいんですかね。
統合失調症に限らず自閉症の独り言なども「止めないほうがいい」という意見もあるようですが、一緒に暮らす身としてはクスリでもなんでもいいから止めてほしいんですよ。なんとかなりませんか。
そのあと寝たようで静かになりました。
寝たら喋らないのは確かだけど、起きてる時に独り言を喋ってほしくないんですよ。
本当にどうにかならないもんかなあ。
どうにもならないのかなあ。