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老若男女でビタミンDは不足がち、統合失調症患者もビタミンDは不足がち

低脂肪乳を飲んだほうがいいですよ、と言われたのは昨年のメタボ健診での栄養指導の際でした。牛乳は栄養豊富ですが、けっこうな量の乳脂肪分を含んでおり、飲み過ぎるとやや脂肪が過多になってしまうのだそうです。低脂肪乳であればその心配はありません。小さい頃から牛乳はよく飲む方なので気にせず飲めるのであれば助かります。

ということで飲み始めた低脂肪乳にビタミンDが添加してあることに気がついたのはわりとすぐのことでした。ビタミンDの補充には外で日光に当たるとよいのですが、娘はほとんど外に出ないので日光浴は足りていません。必然的にビタミンDも足りません。なのでちょうどよいのです。よく見るとビタミンD以外にもカルシウムの吸収のために葉酸なども添加されています。カルシウムも不足しがちなのでとてもいいです。

ビタミンDをたっぷり摂ると睡眠が改善されるという話があります。当初はその辺の効果に期待大でした。娘は不眠と過眠を繰り返しており質の良い睡眠とは縁遠い状態です。ビタミンDで睡眠が改善されるのであれば低脂肪乳のビタミンD添加、大歓迎です。

外に出る機会が多い場合でもビタミンDは不足がちということを知りました。全然足りないのです。最近は特に高齢者はビタミンDを多く摂ったほうがよいということになっているそうです。娘も年寄りみたいなものなのでますますビタミンD、良いじゃないですか。

さらに色々と調べるとビタミンD不足は睡眠状態の乱れだけでなく精神状態にも影響するという話も見つかりました。ビタミンD不足で不安がひどくなったりすることもあるそうです。ビタミンD、足りないと困るじゃないか。

さらにさらに、なんと、統合失調症患者は総じてビタミンDが不足しているという話まで出てきました。まあでもこれは娘のように日光に当たる機会が減るからなんじゃないかという気もしますが、どうやらそうとも言い切れない話でもあるようです。

要するに、ビタミンDをしっかり摂ると睡眠の質が向上するだけでなく精神状態が安定するようなのです。

それならもっと飲まないと!

ということで昨年の10月ぐらいから日々低脂肪乳を飲む生活を続けた結果、娘の暴力が明らかに減りました。ほぼ無くなったぐらいの減り方です。毎日のように暴れていた時期もあったことを思うと夢のようです。さらに、以前よりだいぶ会話が成立するようになりました。昨日も、ありがとうとかごめんなさいに気持ちを込める時は早口ではなくゆっくり喋るといいんだよみたいな話をして練習したりもしました。

「ありがとう。ほら、ゆっくり言ってみな」

「アレガロ」

「そうじゃなくて、あ・り・が・と・う」

「あ・り・が・と・う」

「そうそう。ごめんなさいもゆっくり。パパの真似して練習してみな。ご・め・ん・な・さ・い」

「ご・め・ん・な・さ・い」

バカバカしく聞こえるかもしれませんが、こういうバカバカしい話もできない時期がずっと続いていたのです。

(元)妻にも低脂肪乳のビタミンDの話はしています。

「確かに違うわ」

今年の春、久しぶりに会った娘を見て(元)妻もそう言っていました。

娘も体重増は気をつけないといけません。統合失調症のクスリは副作用で太るものが多く、油断していると糖尿病になってしまう危険があります。統合失調症だけで充分以上に大変なのに糖尿病がセットになったらもうちょっとこちらの気持ちも折れてしまうかもしれません。

そういった諸々を考えると、期せずしていいタイミングで低脂肪乳に切り替えられたのかもしれません。

人生のほとんどは偶然です。今回の低脂肪乳も私が運動不足でメタボ検診に引っかかってしまったことがきっかけでした。禍福は糾える縄の如し。人間万事塞翁が馬。これから先もまだまだ色んな偶然があるのでしょうか。ないってことはないだろうな。

そういえば今日はたまたま新NISAで少しだけ株を買っていたセブン&アイ・ホールディングスにTOBの話が持ち上がりストップ高という出来事がありました。株の話なんて自分には無関係だと思っていたけど買ってみるとこんな面白い経験ができるのか。儲かるとか儲からないよりも「ニュースになる出来事に参加しているライブ感」のようなものがちょっと楽しいかも。

これも偶然だけど偶然の前に株を買うという行動があっての偶然です。そう考えるとやっぱりやらない後悔よりやる後悔なのかもなあ。

札幌の母と姉、娘に会ってもらおうかなあ。そのほうがいいのかなあ。

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高島利行
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