あそび大学は子どもの気持ちが保障される場
お読みいただきありがとうございます。
KIDS SMILE LABOのもりもりこと森 誉です。
先日、千葉大学墨田サテライトキャンパスで開催されている『あそび大学』へ視察をさせていただける機会がありました。
ちょうど、廃材を利用した製作活動の充実を図れないだろうか、と思案しており、今年は岡山のIDEA R LABさんを訪れたいと思っていたところでした。
あそび大学とは
ここからは実際に現地の様子を写真でご紹介していきます。
このように、入り口で保護者とはお別れとなります。
建物の中に入れる大人はスタッフだけ。
お話を伺ったところ、初めのうちは保護者も建物の中に入り境界線の外側から子どもたちの様子を見守ることができていたとのこと。
ただやはりと言うか、保護者の干渉があり子どもたちの気持ちを保障することを考え、今の形に落ち着いたそう。
素材は本当に無数にあり、どれもこれも魅力的なものばかり。普段の生活の中ではなかなか素材として触れられないものが多くありました。
地域の町工場や人々とのつながりの中で集まった素材たち。
このあそび大学の中では「すみだから」と呼ばれていました。
そういえば私も「子どもたちにとってはどれも宝のようです」と、素材を提供していただいた企業の方にお話ししていたことを思い出しました。
本当、子どもたちは出会う素材の一つ一つに目を輝かせながら触れ、その素材とのやりとりを楽しんでいきます。
自分の作った作品は『みんなのおみせ』で販売することも可能で、仮想通貨でのやりとりが発生する仕様。
あそび大学銀行なるものもあり、作るだけではない楽しみ方も用意されている。
あそび大学にはこうした製作のスペースのほかにも、戸外で遊べるスペースも設けられていました。
行き来をしても良いし、同じ場所にずっと居ても良い。
子どもが今したいことを夢中で楽しめる場所。
外のスペースでは大人も一緒でしたが、良い具合に主張し過ぎていない方が多く、この場所のコンセプトを理解されているように感じました。
様々な遊び場が用意されていました。
これは楽しい。
ちなみに、別の室内ではボードゲームのコーナーもありました。
あそび大学は豊富な素材と大人たちの熱意、そして子どもたちの主体性で成り立っている場所でした。
製作遊びも戸外での遊びも、保育園や幼稚園の子どもたちであれば日頃から触れる機会があるものばかりですが、あそび大学の対象である小学生となると、やはり小学校という場所での生活へと移り変わっていき、その機会は徐々に減少していくのだと思います。
しかしながら、あそび大学へ足を運ぶ子どもたちは、きっと保育園や幼稚園で味わっていたあの時間の楽しさを思い出し、味わっているのではないかと思いました。
みんな本当にいい表情をしていました。
今回受けた多くの刺激を、いつかKIDS SMILE LABOらしい形に構成できるよう思案したい。
そういう思いが益々大きくなるキッカケに繋がった1日となりました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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