『結局、友達こそ本当の財産だなあ』本田宗一郎の言葉 ㅤ

『結局、友達こそ本当の財産だなあ』本田宗一郎の言葉


(1)

苦しい時もある。

夜眠れぬこともあるだろう。

どうしても壁がつき破れなくて、

俺はダメな人間だと

劣等感にさいなまれるかもしれない。

私自身、その繰り返しだった。



(2)

人生でも、企業でも、

一度貧乏とか不況とかを

立派にくぐり抜いてきたものなら、

そいつはどこまでも信用できる。



(3)

人類の歴史の中で

本当に強い人間などいない。

いるのは弱さに甘んじている人間と、

強くなろうと努力している人間だけだ。



(4)

社長なんて偉くも何ともない。

課長、部長、包丁、盲腸と同じだ。

要するに命令系統をはっきりさせる記号に過ぎない。

長というのは組織上の

役割を示すためのものであって、

決してその人物の偉さを表すものではない。



(5)

人を動かすことのできる人は、

他人の気持ちになれる人である。

その代わり、

他人の気持ちになれる人というのは自分が悩む。

自分が悩んだことのない人は、

まず人を動かすことはできない。



(6)

私の現在が成功というなら、

私の過去はみんな失敗が

土台作りをしていることにある。

仕事は全部失敗の連続である。



(7)

実を言うと、

社長をやっていた時は

金儲けが財産だと思っていたけど、

ここから先は

1,103字

¥ 100

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?