睡眠時間を削って趣味に時間をかけている前山のようなオタクにとっても、良質な睡眠は大事です。『ぐっすり眠る習慣』
『ぐっすり眠る習慣』は、良質な睡眠を取り、健康的な生活を送るためのビジネス書です。
「眠っている時間:空白の時間ではなくパフォーマンスを高めるためのメンテナンス時間」「週末の寝だめは生活のリズムを狂わせ、ソーシャル・ジェットラグ(社会的時差ボケ)を引き起こします」「休日明けのぼんやりした体調の原因:時差が2時間を超えていると、身体に時差ボケの負担がのしかかる」など、睡眠の基本事項を教えてくれます。
特に「ピークがくるのは意外に早く、起床から約4時間後」は、効率よく仕事をしていくために、仕事の順番が大事なことを示しています。
「重要性や緊急性が高く、思考力や決断力が要求される用件から順番に片づけていくのが、もっとも効率がいい1日のワークフロー」と、脳の働きは就業開始時点がピークなので、先に重要な仕事から片づけていくことを勧めています。
仕事を効率よく終わらせたいサラリーマンは、仕事の順番から見直す必要があるでしょう。
「土日も平日と同じ時間に寝て、同じ時間に起きるのが望ましい」「就寝前の歯磨きはぐっすり眠るのを妨げる危険性をはらんでいる」「毎日のヨーグルトが睡眠ホルモンをつくっている」などを通して、世界有数の睡眠時間が短い日本人に警告を与えてくれます。
特に「睡眠時間が5時間以下の男性で、糖尿病の発症率が3倍にも上昇する」は、じっくり睡眠を取ることが健康に影響を与えることを示しています。
「夕食後から就寝前(21時前後)に20分前後、音楽を聴くのもぐっすり眠るために効果的」「寝る直前の水分摂取は、確実に安眠を妨げます」「寝る1時間半から2時間前に入浴する」などを守ることで、実際の睡眠時間を伸ばすことができます。
健康的な生活を送りたいサラリーマンは、良質な睡眠を確保することを最優先にしましょう。
オタクの視点から言うと、「人は暗い場所で目を閉じてじっとしていると、ネガティブな思考を巡らす傾向にある」に刺さりました。
「不安や悩みを思い浮かべると、ストレスを感じて交感神経が優位になってしまうので、さらに眠れなくなります」と、ストレスでベッドに入っても眠れなくなります。
オタクは、仕事よりも趣味が最優先なので、周囲からの理解がされず、ストレスを抱える傾向にあります。
前山も、ストレスで入眠困難になり、睡眠導入剤を服用したこともあります。
オタクにとって、ストレスとのつき合い方が安眠を決めるのかもしれませんね。