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「徹底的に節税しながらセカンドビジネスで所得を増やし、カネを節約して投資に回す」以外に日本で老後をまともに過ごすことができないそうです(泣)『2025年日本経済再生戦略 国にも組織にも頼らない力が日本を救う』

『2025年日本経済再生戦略 国にも組織にも頼らない力が日本を救う』は、個人が同調圧力に屈せずに自分勝手でいることに価値を見出すビジネス書です。

「管制内需が日本経済の低迷を長引かせている」「日本では個人の生活保障、セーフティネットが個々の企業頼みになっている」「サッカーの天才も野球チームにいる限り、才能を開花させられない」など、日本のダメダメな現状を如実に示しています。

特に「この国は個人を直接救う公助能力があまりにも低い」は、国が直接個人を救う手段がないために、給付金のムダな運営を行っている日本の現状を知らしめます。

「制度も弱い/デジタル化も進んでいない→有事に迅速に手を差し伸べられない」ために、「二重の保護構造:国→企業→個人」のシステムが問題を引き起こします。

なぜなら、「国→企業」と「企業→個人」の「二重の保護構造」のために、国は企業がいくらダメでも、支え続けなければならないからです。

つまり「稼げない企業は淘汰されるのがビジネスの理→倒産企業が少ない→長期的な経済発展の観点から歓迎すべきでない」のです。

国が企業を甘やかしている原因を知りたいサラリーマンにオススメです。

 

「サラリーマンの生き残り戦略:会社にしがみつく/学び直し」「イノベーションとはオープンな借り物競争である」「東大生の9割:本当に頭がいいわけではなく、せいぜいクイズ王になれるくらいの才能」などを通して、国や企業の価値観から脱出し、個人の力で自分の幸せを掴んでいく姿勢を説いています。

特に「昭和なオジサン、オジイサンたちが口を出さないことが一番である」は、「昭和な連中:判断力がない→意思決定権をもっていること自体が害悪」のように昭和な価値観に縛られている人たちを追報するべしと論じています。

「東京:価値観が昭和のままで止まっている」ことから、地方の人たちは「危険思想:最先端の東京へ進出する」を捨てることです。

もう「憧れの東京」は古いのです。

これからの日本に必要なのは、「いかに昭和の価値観を持った人たちを排除する」かにかかっています。

 

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