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「ライターは日本語を日本語に翻訳する仕事です」に、ライターの本質が詰まっています。『書く仕事がしたい』

『書く仕事がしたい』は、ライターになるための極意を教えてくれるビジネス書です。
「プロのライターの境目:どんな状態でも常に書き続け、書き終わらなくてはいけない」「書けるライター:間違っていない/わかりやすい/面白い」「原稿を書くスピード:パソコンの画面サイズにゆるやかに比例」など、誰でもできるけど、誰もできない領域を推し進めていくライター業の本質がわかります。
特に「取材の深掘り:相手のテンションが変わったとき」は、ライター業務の基本である取材のノウハウが学べます。
女性と男性ではタイミングは違い、女性は「“です・ます”調→友達口調」、男性は「主語が変わる瞬間」です。
ライターとして生きていきたいなら、まずは取材力を磨きましょう。

「自分を売り込むのではなく、企画を売り込むこと」「“どうしてもできないこと=弱み”に、その人の強い個性が出やすい」「怒り成分をとりのぞき、事実だけを抽出して因数分解する」などを通して、書く以外の要素を丁寧に教えてくれます。
特に「文章の構成:因果関係をはっきりさせること」は、プロから「構成が悪い」と指摘された前山がようやくたどり着いた解答です。
「文章の因果関係:AだからB(=順接)/BなのにA(=逆説)」を、文/段落/項/章に落とし込むことで、文章の構成を作ることができます。
ライターになりたい前山のようなサラリーマンに、文章の基礎から教えてくれる教材です。

#書く仕事がしたい #佐藤友美 #CCCメディアハウス #読書の秋2021  

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