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「核を持つとは国家として自律すること」と、日本は核武装しなければ、空母が弱体化しているアメリカが逃げたら、国を存続させることはできません。『第三次世界大戦はもう始まっている』

『第三次世界大戦はもう始まっている』は、ウクライナ戦役の原因がロシアでなくアメリカにあることを問うたビジネス書です。

「ウクライナ軍の予想を上回る抵抗→アメリカとイギリスによる軍事支援の成果」「ウクライナのNATOの加盟→ロシアの生存に関わる死活問題」「アメリカに対抗しうる帝国となるのを防ぐには、ウクライナをロシアから引き離せばよい」など、世間一般に知られていることとは真逆の真実を突きつけてくれます。

特に「いま起きている戦争の責任は、プーチンやロシアではなく、アメリカとNATOにある」は、アメリカの正義を否定するところが痛快です。

実際、「ウクライナのNATO入りは絶対に許さない→ロシアは明確に警告を発してきた→アメリカとNATOがこれを無視」したことが、今回の戦争の原因だと断じています。

報道に騙されずに、ウクライナの真実を知りたい方は、一度読んでみることを勧めます。

 

「ロシアの侵攻→アメリカとイギリスの軍事顧問団→ポーランドに逃げた」「ウクライナの人々は、大量の武器を手にしつつも、単独でロシアに立ち向わないといけなくなった」「家族構造と政治経済体制(イデオロギー)は一致する」などを通して、アメリカの理不尽さを思いっ切り突きつけてくれます。

特に「対ロシア制裁で最終的に犠牲者となるのは、ヨーロッパ自身である」は、ウクライナ戦役で一番被害を受けるのは制裁側であるヨーロッパであることを教えてくれます。

「ヨーロッパ:ロシアと経済的な相互依存関係にある」「アメリカとロシアの経済的な結びつきは、ほとんどない」と、ヨーロッパとアメリカではロシアとの依存度は違うのです。

この真実にヨーロッパが早く気づかないかぎり、ウクライナ戦役→第三次世界大戦はずっと続いていくでしょう。

 

オタクの視点から言うと、「今次の戦争は、第一次世界大戦を彷彿とさせる」は、アニメ『幼女戦記』を彷彿とさせます。

『幼女戦記』は、第一次世界大戦と第二次世界大戦を融合させたヨーロッパ戦線の話ですが、せっかく勝利を獲得するところをアメリカの野望のせいで戦争が長期化してしまい、最終的に敗北してしまう様子が似ているからです。

「世界の安定にアメリカが必要→世界の不安定がアメリカには必要」と、アメリカは基本構造的に他国に軍事介入を繰り返す必要があるのです。

なぜなら「戦争で間違いを犯しても、大きな島国のような存在で、脅威となる隣国もなく、世界一の軍事大国でもあるアメリカ自身は侵攻されるリスクがないから」なので、どんな失敗をしてもアメリカだけは生き延びてしまうので、間違いを繰り返すのです。

アニメから世界情勢を見ても、アメリカの理不尽さがわかってしまうのは面白いですね。

 

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