極端な断捨離が認知症を誘発する?『回想脳 脳が健康でいられる大切な習慣』
『回想脳 脳が健康でいられる大切な習慣』は、「過去を振り返る」ことで脳を若返らせるビジネス書です。
「脳にいい:過去を積極的に振り返る」「脳が健康=知的好奇心×運動×コミュニケーション」「ストレス:記憶力が低下する」など、脳にとっての健康を考えるきっかけを与えてくれます。
特に「“過去を振り返る“と”未来のプランニング“は重複した脳内のネットワークを使っている」は、過去と未来の捉え方を変えるきっかけになります。
過去の記憶を思い出そうとする脳内回路は、未来に起きるであろう出来事を想像するのに役に立ちます。
ビジョンを描きたい経営者は、過去を振り返ることから始めるといいかもしれません。
「懐かしい:空白期間を経て、再び接触するときに感じる感覚」「記憶力:引き出す力」「年をとるほど予期不安が少なくなり、人間は幸せになりやすくなる」などを通して、記憶力を高め、脳をより効率的に動かし、年を取っても健康でいられる方法が書かれています。
特に「若い脳:知的好奇心VS老け脳:周囲に関心がない」は、認知症を回避するために必要な考え方です。
知的好奇心を得るには「童心に返る」必要があり、それには「回想脳ワーク」が最適です。
思い出のある品物を通して、過去を思い出すキューとするのです。
年老いた親の思い出の品物を、邪魔と子どもが勝手に捨てるケースがありますが、そうすると一気に認知症に陥ってしまいます。
捨てられたストレスと思い出のキューが消えたためです。
認知症になりたくなければ、極端な断捨離は避けた方がいいでしょう。
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