香港が自滅し、深圳がシリコンバレーに代わり、新しいイノベーションの聖地となる?『危機の時代』
『危機の時代』は、コロナ危機をチャンスに変えるビジネス書です。
「歴史を振り返ると貿易戦争に勝った国はない」「歴史上経済的な問題がない時代は存在しない」「すべての常識は15年で劇的に変わる」など、日本人に対して痛烈な批判を投げかけています。
特に「失われた30年:資産を賢い人々に与えず、無能な人々に与えた結果」は、日本が大いに反省しないといけない点です。
早期に復興するなら「企業が倒産、賢い人々がやって来て、不良資産を引き続き、それを再編成し、会社を健全な状態にして再建する」のが正解です。
本来なら短期間で終わるはずの不況が、30年も伸びたのは日本政府と会社の失敗です。
コロナ危機をチャンスにしたいサラリーマンにオススメです。
「準備をすればするほど運は良くなる」「オリンピックは国を救ったことがない」「民主主義であることは経済成長とほとんど関係がない」などを通して、危機に対する心構えと対策を教えてくれます。
特に「香港が衰退すれば上海・深圳が取って代わる」は、デモが香港の自滅を示唆しています。
今までは香港が中国経済の中心地でしたが、今後は経済が強い上海や技術都市の深圳に移行していくでしょう。
実際に深圳を体験した前山から見ると、秋葉原の20倍規模の電子街で、電子部品が安く手に入り、誰もが新しい技術を使うことができます。
新しいイノベーションの聖地として「ハードウェアとソフトウェアの両方がそろっている」からです。
コロナで分断された世界で、「危機の時こそ投資のチャンスがある」と信じて投資したい方の参考資料になります。
著 者:ジム=ロジャーズ
出版社:日経BP
発売日:2020/5/21
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