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雑草にとって「踏まれても立ち上がる」は無駄なことです。『雑草という戦略』

『雑草という戦略 予測不能な時代をどう生き抜くか』は、雑草を題材に弱者の戦略を教えてくれるビジネス書です。
「ニッチ=生態的地位:ナンバー1になれるオンリー1の場所」「ナンバー1しか生き残れない」「雑草の成功法則:逆境×変化×多様性」など、弱者でも生き残れる知恵が学べます。
特に「植物の戦略要素:①競合型戦略:競争に強い②攪乱適応型戦略:変化に対応する③ストレス耐性型戦略:悪条件に耐える」は秀逸です。
「サイズ」による競争だけでなく、「蓄積」により耐える、「スピード」や「次への投資」で適応していく、などの戦い方があります。
「ナンバー2はすでに弱者」とあるように、弱者の戦い方を学んでみませんか?

「チャンスをつかむ:タイミング×スピード」「草=スピード×量VS木=競争力×質」「パイオニアの戦略:スピード×コストを掛けない」などを通して、競争力とは違う軸の視点を持つことができます。
特に「雑草は立ち上がるような無駄なことはしない」は、「踏まれたら立ち上がる」ように洗脳された人間に痛烈な批判を与えます。
植物にとって、立ち上がるよりも、種子を残すことがゴールなので、立ち上がらないのは合理的な判断です。
「ゴールが決まれば、そこに至る道はどこを通ってもいい」のです。
前山のような虐げられているサラリーマンに、別の戦い方を教えてくれます。

著 者:稲垣栄洋
出版社:日本実業出版社
発売日:2020/7/30

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