「海軍に入るより、海賊になったほうが面白い」に、ワンピースと似た価値観を感じます。『スティーブ・ジョブズの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実』
『スティーブ・ジョブズの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実』は、名言以外知られていないジョブズの言葉を教えてくれるビジネス書です。
「真のアーティストは出荷する」「経験からいろんなことを学べば学ぶほど、デザインは磨かれていくんだ」「肝心なのは人であり、人をどのように導くか、そして人がどれだけのことを理解できるかだ」など、破天荒なジョブズの価値観を、言葉を通して学べます。
特に「アーティストとして創造的な人生を送りたいなら、過去を振り返りすぎてはいけない」は、創造性を発揮し続けてきたジョブズの価値観を表しています。
「すべてを受け入れ、捨て去る勇気がなければならない」と、どんな過去を引きずっていても、創造性を発揮するには捨て去る必要があることを教えてくれます。
ジョブズのようになりたいサラリーマンは、古い価値観を捨て去る必要があります。
「失敗を覚悟で挑み続けるなら、アーティストであり続ける」「デザインとは人間の創造物の根底にある魂であり、それが最終的に製品やサービスの外層に現れてくるのだ」「一作品ごとに自らの限界に挑戦し、何か新しいことで観客に驚きを与えようとしなければならない」などを通して、ジョブズのアーティストとしての側面を見ることができます。
特に「君たちの時間は限られている→他人の人生を生きて時間を無駄にしてはいけない」は、他人からの足の引っ張り合いに邪魔されないために必要な考え方です。
「他人の意見という雑音で、君たち自身の内なる声がかき消されてしまってはいけない」と、「他人の意見」を雑音と断じて、自由に生きるための秘訣が書かれています。
自分の人生を生きていない前山のようなサラリーマンは、ジョブズの言葉を反芻することです。
オタクの視点から言うと、「テレビとパソコンが統合されていくとは思わないね」に刺さりました。
「テレビを見るのは脳のスイッチをオフにしたい時だけど、パソコンで作業するのは脳のスイッチをオンにしたい時だよ」と、アニメを観るときと仕事をするときとは違うことを教えてくれるからです。
「クリエイティブになりたいなら、スマホやタブレットよりPCを使え」と、前山のメンターから言われましたが、そのことを証明するジョブズの言葉です。
オタクと言えども、アニメを観るだけではなく、何らかの形で創造性を発揮する必要があるでしょう。
#スティーブジョブズの生声 #本人自らの発言だからこそ見える真実 #ジョージビーム #鷹取孝 #文響社 #読書の秋2022