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1週間の振り返り / 今後の展望 / その他ニュースなど

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テクニカル及びファンダメンタルの説明を週刊で行います。 Twitterよりも詳細に掘り下げていきます。(Twitterは簡潔・速報用) その他、重要なニュースはこちらに記録として…
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#日本株

8月12日(月)~8月16日(金)の見通し

8月12日(月)~8月16日(金)の見通し

■まず初めに流し読み◆先週月曜は非常に激しい下落からスタートした。米国金利はショック時のような下落を見せ明らかに不況入りを警戒するような動きであったが、実際の米国経済は未だ堅調であり、また米国の中央銀行であるFRBには利下げやQT停止といった「金融緩和の手段」が残されている。

◆一方の日本株は日銀の利上げによる日米金利差の縮小、それに伴う円高が日本株市場を大きく荒らしていった。
日本株は円安と半

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4月22日(月)~4月26日(金)の見通し

4月22日(月)~4月26日(金)の見通し


■先週の振り返り●経済の定点観測

先週も米国にて様々な経済指標の発表がありました。

まず15日(月)に発表された3月分の小売売上高では強い結果となり、前月比にて+0.7% (予想+0.4%)、コア分野では同+1.1% (予想+0.5%) の結果が出たことにより株式市場は下で反応しました。

米国のインフレを間接的に表す10年債利回りも発表後から更なる上昇基調に転じることで株式の上値を重くしま

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2024年3月の日銀・FRBの金融会合について(備忘録)

2024年3月の日銀・FRBの金融会合について(備忘録)

●日銀の金融政策決定会合の結果について19日(火)、日銀による金融政策決定会合が終了し、マイナス金利の解除が発表されました。
2016年にマイナス金利が導入されてからおよそ8年、ついに金融緩和の正常化へ一歩動き出した格好となります。

今回の金融会合は様々な点が修正されましたが、大別すれば「マイナス金利政策の終了」「イールドカーブ・コントロール (YCC) の廃止」「ETF買入れなどの終了」の三点

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4月1日(月)~4月5日(金)の見通し

4月1日(月)~4月5日(金)の見通し


■先週の振り返り●進む円安と円高への牽制

今月19日(火)、日銀による金融政策決定会合が終了し「マイナス金利政策の解除」「イールドカーブ・コントロール (YCC) の廃止」「ETF買入れなどの終了」の三点が発表されました。

YCCは主に日本の長期国債の金利上昇を抑えつける役目を果たしていましたが、すでに形骸化が進んでいた関係で当日の廃止発表では長期金利が急上昇するようなこともなく、現在まで比

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日経平均の最高値更新とこれから

日経平均の最高値更新とこれから

日経225が2月22日(木)、終値39,098.61を付けて史上最高値を更新しました。
これは1989年12月末に付けた38,957を30年以上かけて奪還したものであり、日本の株式市場、ひいては日本経済における一つのマイルストーン (節目) となり得る出来事でした。

今回の株価上昇は世間でも連日報道されていますが、1990年代と比較すると様々な点が異なります。

真っ先に挙げられる違いとして株価

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1月22日(月)~1月26日(金)の見通し

1月22日(月)~1月26日(金)の見通し

※特段断らない限り、すべてのイベントに関する日時は日本時間基準でお話しています。
また、チャートでは単純移動平均線 (Simple Moving Average、以下MA) を用いており、25MA (緑線)、91MA (赤線)、200MA (黄土色線)としています。
主要指数はすべて現物取引のチャートを用いています。
ティッカーシンボルは個別銘柄とETF以外、TradingView内のものを使用し

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