子育て四苦八苦日記2

我が家の男の子4歳、K君は幼稚園で毎日楽しくやっているようです。ちなみに特別な才能の片鱗を感じたことは一切ありません笑。走れば人並み以下、ピアノは叩くだけ、カスタネットは人より半拍ずれるし、言葉をしゃべるのも人より遅かった。しかし、面構えだけはなかなか良くなってきたと親バカながら思います。イケメンということではもちろんなくて(その辺は私の遺伝子を継いでいるので、一旦諦めてもらう)、好奇心やポジティブな雰囲気が伝わる顔といいましょうか。単純に言いかえれば、人受けの良い顔と言えるかもしれません。これこそが我が家の子育ての中心です。「人に好かれる魅力的な人になってほしい」というのが基本方針なんです。
子供ができた時「どんな風に育ってほしい?」と徹底的に妻と話しました。ポイントは「どんな子供にしたい?」じゃない点です。その子が成長した時にどうなっているのが、一番幸せだろうか?という観点で考えます。どんな子供?という問いにはどんな子供が親は楽ですか?というニュアンスが含まれます。親が楽な子供というのは、口答えせず、黙々と言われたことをやって、いらないことは考えない子なんじゃないでしょうか。言いかえれば思考停止した人間なんだと思います。それではどんなに習い事できたら勉強できても、植物で言えば根っこが腐ってるような状態です。だから我が家は、根っこが強力な、簡単に折れない人間に育てるにはどうすればいいかを本気で考えました。その結論が「人に好かれる魅力的な人」という表現なんです。曖昧な表現だなーと思われるかも知れませんし、実際の生活と結びついていないようなイメージを持たれるかもしれません。
しかしこれはあえてしっかり主張したいのですが、しっかり考えた上でこの表現になったのなら、これでいいのです。子育てに理想の解答なんてない、というのがあらゆる子育て指南書の共通項であるように思います。だったら、親にできることは、自分の人生のなかで培った「こうやって生きる」という指針を子供に手渡してあげるだけなんだと思います。しかも、あれこれたくさん渡すことはできないと仮定してください。一つだけ渡すとなったらなんでしょう?こうして表現に磨きをかけることで、我が家の指針が決まりました。

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